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作品タイトル(日本語)
環境にも子どもにも優しい新時代のスクールバッグ、NuLAND
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作品タイトル(英語)
NuLAND, a new-generation school bag that is friendly to the environment and to children.
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制作物のコンセプトを記載してください。
NuLANDは子どもの体のこと、そして子どものためのバッグだから未来の環境を考えた新時代に向けたスクールバッグとして誕生しました。
開発のきっかけは自身の子供の小学校への入学でした。子どもの小学校入学はコロナ禍での休校からスタート。通い始めたときにはすでに夏日になっていました。暑い季節に、いきなり大量の荷物をもった通学姿。見回せば、どの子どももとても重たそうに、そして昼の下校時には汗だくになり帰宅。ゲリラ豪雨も続き、高級な革ランドセルは連日雨にずぶぬれとなってしまう出来事があり、ふと「ラン活」という言葉に振り回され、自身の見栄や趣味で購入したランドセルを購入したことに疑問をもちました。現代の日本の小学生はほぼ全員がランドセルで通学する。という社会通念のルールがあります。とても丈夫で立派な本革または人工革で、そして高価格なものを背負う子供たち。それは丈夫で長持ちである一方で、子どもにとっては固く重い素材、かつ高価格なものとなっています。これらに疑問をもったことがきかっけとなり、「小学生は、重い勉強道具を背負い、毎日持ち帰りするもの」という固定概念から解き放ち、もっと個々のニーズにあった選択肢がある世の中になればと願い、私はNuLANDの企画開発に着手しました。同時に「ラン軽プロジェクト」という、置き勉や教材のデジタル化を促進するための署名運動も取り組みました。開発製品は軽く機能性に優れているだけでなく、未来を生きる子供たちの持ち物だからこそ、循環型リサイクルポリエステル生地RENUⓇを採用し、環境問題を自分事として子ども自身が考えるきかっけになることも願っています。個人によって価値観はそれぞれです。全員が同じものを持つ、という日本人特有の固定概念を開放し、もっと自由に、個々の価値観が認められる世の中になればと思います。NuLANDを通して伝えたいのは新しい価値観と社会のデザインです。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
NuLAND was born as a school bag for the new age, considering the child's body and the future environment.
It all started when my child started elementary school. The school was closed for a long time due to the COVID-19 pandemic. It was already a mid-summer when my son started to go to school. Children carry a lot of stuff to school in the hot season. When they got out of school, they came home drenched in sweat. Guerrilla rains have continued for some days then my son's expensive leather school bag got soaked. I was swept away by the term "Run-katsu" or a school bag shopping journey and started to suspect my decision to purchase a school bag based on my vanity and preference. In Japan, there is a social convention that almost all elementary school students use the schoolbag so-called “Randoseru.” Worth of its price, leather products are durable and long-lasting, but they are also firm and heavy for children. There is a stereotype that “elementary school students are supposed to carry heavy study materials on their backs and take them home every day.” NuLAND was planned and designed to break free of this stereotype and create a world where there are more options to meet individual needs. At the same time, we also worked on a signature campaign called the "Ran-karu Project" to promote the digitalization of study materials and materials left at school. The product is not only light and functional but also made of a recyclable polyester RENUⓇ, because it is the possession of children who will live in the future. I hope that this will encourage children to think about environmental issues for themselves. Each individual has a sense of values. I would like to liberate the fixed concept unique to Japanese people that everyone has the same thing and create a world where individual values are recognized more freely. What I want to convey through NuLAND is a new sense of values and the design of society. -
作品の素材・仕様
素材は循環型リサイクルポリエステル生地RENUⓇを採用。古着や工場から残反を原料としているサーキュラーエコノミーを目指す生地です。
□サイズ 幅27cm 高さ35cm 底マチ幅16cm(拡張時20cm)肩パッド39cm 肩調整テープ30cm。拡張機能のファスナーを使うと約4センチ広がり、上履きや体操着、給食袋など月金に平均1~2キロ増えるという荷物も中にすべて入ります。ランドセルの両脇に物をぶら下げることでのひっかかり事故を防ぎたい、という親心から開発された機能です。
□重さ 約896g
一般的なランドセルの平均が約1.3キロ。高級な本革製品は約1.8キロのものもあります。
コロナ禍で現代の子供たちは荷物がさらに増となっており布により軽くしています。 -
作品の素材・仕様(英語)
RENUⓇ, a recyclable polyester fabric, is adopted as the material. It aims to realize a circular economy by effectively utilizing used clothes and leftover fabric produced during production.
Size : Width 27cm, Height 35cm, Bottom gusset width 16cm (20cm when expanded), Shoulder pad 39cm, Shoulder adjustment tape 30cm. The expandable zipper opens up about four centimeters. It makes it available to hold all of the luggage such as school shoes, gym clothes, school lunch bags, and other belongings. On Mondays and Fridays, it increases by an average of one to two kilograms. This feature was developed out of parental concern to prevent accidents caused by objects hanging from the sides of the school bag.
Weight: Approx. 896g
The average weight of a typical school bag is about 1.3 kg. Some high-end genuine leather products weigh about 1.8 kg.
With the pandemic, children have more luggage such as water bottles and tablets, so I wanted to make their bags as little as possible. -
作品のリファレンスURL
https://nuland.jp/blogs/media
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作品の映像URL
https://www.youtube.com/watch?v=mE-CAYiOIXk
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://nuland.jp/
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特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
NuLANDは、学校教育の在り方を考える一石にもなればと企画デザインした製品です。
生地は「繊維から誕生した繊維」という循環型リサイクルポリエステル生地を採用しています。サーキュラーエコノミーの未来を目指し、今後、自分たちが購入するブランド選択の際に大切にしたいSDGs視点の提案をしています。ただこのリサイクル生地をつかった、という環境視点だけではなく、たとえば重い荷物の持ち帰りを断れない子供たちの権利平等を守る平等な教育権利、高騰化する一途のランドセル商戦を考え、学校入学が経済負担なども含めた広い視点でもSDGsを考えています。
今回、NuLANDの開発にあたっては、のべ約8000人のママたちにアンケートをとっています。学校にはランドセルで通わなければならないという回答が約54%、約30%の方々は、わからないのでランドセルで通っている、という現状。中にはリュックはNG、リュックでもいいけれど「かぶせ」がついたデザインでなければならない。と学校が細かくスクールバッグを指定している現状があります。 そこに何の価値があり、意味があるのか、を考えていく社会を創っていくことが今後の日本には必要であると考えています。なぜ宿題に必要のない毎日教材を持ち帰るのか、なぜ高価格で重くて雨にも弱い素材のランドセルで「通わなければならない」のか。NuLANDを通して伝えたいのは新しい価値観と社会のデザインです。
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環境にも子どもにも優しい新時代のスクールバッグ、NuLAND
NuLANDは、新時代に向けたスクールバッグとして誕生しました。
小学生のスクールバッグ=革製(人工皮革)という、ほぼ一択のランドセル選びに
新しい選択肢を提案した製品です。InstagramママメディアNo1である「ママタス」と連携し、延べ約8000人の現役小学生ママたちに定量、定性アンケート調査をし、現在のランドセル事情やニーズを把握。従来品より軽く、使い勝手よい機能で設計されたNuLAND。
未来を背負っていく子供たちが使うものだからこそ、素材も循環型リサイクルポリエステル生地を採用しました。子供たちが社会を学ぶ一歩となる小学校入学のタイミングで、新しい社会のデザイン、つまり循環型社会を知ってもらう機会になれば、と願っています。また、大人の方々からもリクエストいただき、Lサイズも発売。Lサイズはランドセルデザイン特有の「フラップ」が外れることで、卒業後も長く使える「用途」としてのサスティナブルな使い方も提案しています。
新しい選択肢や、個々が大事にしたい価値観を受け入れる学校教育現場へと変わる一つの気づきとなることを願い、開発した製品です。
小学生のスクールバッグ=革製(人工皮革)という、ほぼ一択のランドセル選びに
新しい選択肢を提案した製品です。InstagramママメディアNo1である「ママタス」と連携し、延べ約8000人の現役小学生ママたちに定量、定性アンケート調査をし、現在のランドセル事情やニーズを把握。従来品より軽く、使い勝手よい機能で設計されたNuLAND。
未来を背負っていく子供たちが使うものだからこそ、素材も循環型リサイクルポリエステル生地を採用しました。子供たちが社会を学ぶ一歩となる小学校入学のタイミングで、新しい社会のデザイン、つまり循環型社会を知ってもらう機会になれば、と願っています。また、大人の方々からもリクエストいただき、Lサイズも発売。Lサイズはランドセルデザイン特有の「フラップ」が外れることで、卒業後も長く使える「用途」としてのサスティナブルな使い方も提案しています。
新しい選択肢や、個々が大事にしたい価値観を受け入れる学校教育現場へと変わる一つの気づきとなることを願い、開発した製品です。