chain of responses

動画: https://youtu.be/8T0ql2y4Gy8?si=45TkWU_ORlhcFFw_
《chain of responses》は、生命の刺激と反応の連鎖というプリミティブな現象から人間とその他の生命とのコミュニケーションを問うパフォーマンス作品です。
本作品ではパフォーマーと5つの植物の間で、光に対する刺激と反応が円環状に連鎖します。それぞれの生命は異なる場所に置かれ、刺激と反応はインターネットによって接続されています。光の照射と遮断は、植物の光合成に影響し、その結果として植物生体電位が変化します。変化は機械が読み取り、インターネットを介して次の生命へとリレーします。パフォーマーも同様にスイッチを制御します。すなわち、反応が刺激となり円環状に連鎖することで、自らの刺激として戻ってきます。
本作品は、私たちの現在のコミュニケーションは、約40億年前に地球上に生命が誕生してから、現在に至るまで行ってきた刺激と反応の連鎖とその結果のフィードバックの繰り返しの蓄積の延長線上にあるのではないだろうかと問いかけます。