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ゆびさきあるき
私たちが一日でもっとも多く触れている物体は、スマートフォンだ。
けれど、その表面に「ふれた」感触を憶えている人は、おそらくいない。 私たちはいつも、指を寝かせて、滑らせているだけだ。
指を立てる。
スマートフォンの表面を指であるいてみる。
そこに残された他者のリズムや残像と対峙する。
同期し、あるいは避け、交錯する。
不自由な運動の反復を通じて、平滑なディスプレイの中に他者との不確実で身体的な距離感を試行する。
これは、ゆびさきによる散歩。あるいは、新しいあるきかたの練習。
けれど、その表面に「ふれた」感触を憶えている人は、おそらくいない。 私たちはいつも、指を寝かせて、滑らせているだけだ。
指を立てる。
スマートフォンの表面を指であるいてみる。
そこに残された他者のリズムや残像と対峙する。
同期し、あるいは避け、交錯する。
不自由な運動の反復を通じて、平滑なディスプレイの中に他者との不確実で身体的な距離感を試行する。
これは、ゆびさきによる散歩。あるいは、新しいあるきかたの練習。
