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説明文
【斜めの視線で生まれる新たなコト】
移動絵本書店のために計画された「つらなり」は、山型の什器を連ねて斜辺を持つ独自の書棚です。
連なる部分では棚差し、単独部分では面出しの陳列を基本とし、いずれも斜めの視線で本と関わります。
この設計により、大人と子どもの視線の高さの差を意識せずに本を選ぶことができ、子どもが自分の意思で本を見つけ、手に取り、読むという一連の行為が自然に行えます。
また、棚差しの背表紙を交互に配置することで裏表の概念をなくし、書棚を介したコミュニケーションも生まれます。
すべての什器はボルト固定で、大人一人でも簡単に組み立て・解体が可能です。
販売場所や環境が都度変わる移動書店だからこそ、子どもたちが本と自由に出会い、心のままに触れ合える場をつくることが重要であり、「つらなり」はその思いをかたちにした書棚です。
作品URL:https://www.border-design-architects.com/works/つらなり
写真 : 植村崇史写真事務所 植村崇史 -
制作物の柔軟性(Flexibility)についてご記入ください。
①設置環境への柔軟性
販売場所や環境が変わっても対応できるように設計されている点。
解体・組立が簡単で、車に積み込みやすい構造であることから、使用シーンに応じて柔軟に設置できるという利点が示されています。
②子どもの本を選ぶ視線に対する柔軟性
書棚の形状や配置が、子どもと大人の身長差にかかわらず、誰でも使いやすい設計になっている点。
特定の年齢や身長に依存せず、多様なユーザーに対応できる柔軟性があります。
③コミュニケーションの柔軟性
背表紙を交互に配置することで裏表の概念をなくし、書棚を介したコミュニケーションも生まれる点。
書棚が一方向的ではなく、両側からの利用や対話を生む設計になっており、利用者同士の関わりも柔軟に広がるよう配慮されています。
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つらなり
【斜めの視線で生まれる新たなコト】
移動絵本書店のために計画された「つらなり」は、山型の什器を連ねて斜辺を持つ独自の書棚です。
連なる部分では棚差し、単独部分では面出しの陳列を基本とし、いずれも斜めの視線で本と関わります。
この設計により、大人と子どもの視線の高さの差を意識せずに本を選ぶことができ、子どもが自分の意思で本を見つけ、手に取り、読むという一連の行為が自然に行えます。
また、棚差しの背表紙を交互に配置することで裏表の概念をなくし、書棚を介したコミュニケーションも生まれます。
すべての什器はボルト固定で、大人一人でも簡単に組み立て・解体が可能です。
販売場所や環境が都度変わる移動書店だからこそ、子どもたちが本と自由に出会い、心のままに触れ合える場をつくることが重要であり、「つらなり」はその思いをかたちにした書棚です。
移動絵本書店のために計画された「つらなり」は、山型の什器を連ねて斜辺を持つ独自の書棚です。
連なる部分では棚差し、単独部分では面出しの陳列を基本とし、いずれも斜めの視線で本と関わります。
この設計により、大人と子どもの視線の高さの差を意識せずに本を選ぶことができ、子どもが自分の意思で本を見つけ、手に取り、読むという一連の行為が自然に行えます。
また、棚差しの背表紙を交互に配置することで裏表の概念をなくし、書棚を介したコミュニケーションも生まれます。
すべての什器はボルト固定で、大人一人でも簡単に組み立て・解体が可能です。
販売場所や環境が都度変わる移動書店だからこそ、子どもたちが本と自由に出会い、心のままに触れ合える場をつくることが重要であり、「つらなり」はその思いをかたちにした書棚です。

