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STAREM BACK

【作品名:STAREM BACK】

✦作品概要
「視線の中で、私は咲く。」
『STAREM BACK』は、他者からの評価やまなざしに揺れながらも、自らの存在を肯定し、静かに咲き誇る姿を描いたAIMV作品です。
詩的なナレーション、音楽、そして象徴的なモチーフ(光、羽、雷、炎、花火、花)を通じて、「視線と自己の再定義」「内面からの変容」「自分を信じて進む美しさ」を表現しています。

✦Creator’s Statement|制作に込めた想い

『STAREM BACK』は、「視線」への応答をテーマにした映像作品であり、AIとの共創がもたらす“余白”の可能性を探る挑戦でもありました。

私が目指したのは、自分の頭の中をそのまま再現する映像ではありません。
あえてシーンとシーンのつなぎ目に“空白”を設けることで、AIに自由な解釈を委ねました。
AIの力で人の想像を超えるような予想外の美しさや物語が生まれること、
この「余白の美」は、まさに人とAIの「共走」のようなもの。
私自身、AIの進化を受け止めながら、一緒に並走して創り上げた感覚がありました。

✦『STAREM BACK』は、自身の“視線”と“成長”の物語。

見る人の心を揺らすのは、目に見える派手さだけではなく、見えない努力や内なる痛み、そして乗り越えた先の「光」。
本作では、それらを 音・映像・空間 で描き出しました。
また、自身が生まれ育った土地へのオマージュとして、風景や色彩にも“静かな愛情”を込めています。

クセがあるとしたら、それは「見返す視線の強さ」と「伝えたい想いの純度」。
これは、AIとともに咲かせた私なりの“再生と決意”の花です。

✦未来へつながる “空間表現” の基点として

『STAREM BACK』は、今の自分の創作活動における「AI × 空間の融合」という目標への第一歩でもあります。
本作と連動するプロジェクションマッピング演出を加えることで、映像・音・空間が一体となるインスタレーション作品へと昇華させました。

同時応募した動画作品とあわせて体験していただくことで、
AIによる創作がどれほど感情を動かし、心を照らすものになりうるかを体感してもらえると信じています。

✦使用技術・制作ボリューム
画像生成:Midjourneyでの画像生成数:約20,000枚
音楽生成:Sunoを用いてのオリジナル生成数:約240曲
動画生成:vidu/Higgsfield/PIKAでの生成約 9,000回
upscale:Higgsfield
編集:DaVinci Resolve等

✦最後に:返す光として

視線を受け止め、逸らさずに、光として返す。
この作品には、そんな小さな“返礼”の気持ちが込められています。
評価されるためでも、誰かを説得するためでもなく、
「ここに確かに存在している」ということを、ただまっすぐに見返す。

それだけで、人は光を放つと信じているからです。

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