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BRAILLE PARROTER

その他
 この笛は、指を点字のルールに従って動かすことで、日常会話を音楽にする。誰もが作曲家になり、それぞれの言葉で音楽をつくる。音によるメッセージを、わたしたちは注意深く聴く。
 視覚に障害のある人で、点字を読み書きできる人は約10%と言われている。点字を必要としていても、覚えることの難しい人が多くいる。指先で小さな凹凸を読み取ることや、何通りもある点の組み合わせを覚えることの難しさは、なかなか伝わりにくい。この笛はその難しさを、楽しみながら学ぶことができる。頭の中から言葉を引っ張り出し、手を動かし、息を吹き込む。点字を使う人も使わない人も、ただ会話を楽しむことで、だんだんと点字を覚えていく。音楽による会話は、意思の疎通が難しい。その難しさは、言葉による会話でも感じていたはずのものだ。便利になるとともにありふれたものになってしまった言葉の重みを、この笛は再確認させる。そしてわたしたちは、意思疎通ができた時の純粋な喜びを体験する。

BRAILLE PARROTER

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