Veil of race

紙を着る。

イスラムの女性のヒジャーブ（ヴェール）から着想を得た
パーティで着るヴェール。

彼女たちの素顔は見たいけれど、見ることができない。
そのもどかしさはパーティのマスクと似ている。

優雅なアンティークのレース模様で作られたヴェールを
新たなパーティーアクセサリーとして提案します。

紙は薄く漉いた、やわらかいやわらかい和紙か
それに近い薄い紙を使用。
レーザーカッターならその薄い紙でも繊細な細工ができることを試みたい。
また薄くやわらかい紙は、しんなりと肌に添った時に
まるで布のような表情をみせる。
レーザーの強さを調整することで、彫刻の深さを変え、
紙が抜けている部分と、薄く残す部分を作り
添付したイメージよりもより繊細な表現に仕上げたい。

腰までの丈のヴェールから、すらりと素足が覗くデザイン。

色は白か、黒で無彩色とし、レースの隙間から見えるものと、
レースの影が装飾となる。

芸術的なドレスのようであり、アクセサリーでもある、
紙だけど紙ではないような驚きをデザインする作品を狙いとしています。