生きているから/ Cause I'm Still Breathing

ストーリーの流れ:

このアニメーションは、ロボットが大量生産され、生まれた瞬間に　“ココロ”　を捨てられるシーンで始まります。
ココロを奪われ、感情を持たないロボットは、支配者の命令を何でも聞くようになります。
ある日、ネズミを大量に殺すよう命令が出ました。
みんなが次々にネズミを殺している中、一体のロボットだけ、ネズミを殺すのを躊躇しました。
そのロボットが、この物語の主人公（BT-3）です。
”ココロ”を完全に排除しきれなかったBT-3は、”不良品”として捨てられてしまいます。
捨てられた場所で出逢ったのが、あの日、殺さなかったネズミでした。
“ココロ”の存在に戸惑いながらも、２人は徐々に打ち解けていきます。
“ココロ”の存在に慣れ始めた頃、BTシリーズのロボットが大量廃棄されているところを目撃してしまいます。
利用されるため作にられ、不要になれば捨てられることが、本来の運命だった事を知り、
悲しみ、怒り、憎しみ、戸惑い、絶望、“ココロ”が様々な感情に襲われ、生まれて来た意味を見失い、
コントロール不能になります。

『こんなものがあるから苦しいんだ』と思い、“ココロ”を捨てようとします。
それと同時に、
ネズミくんと過ごした幸せな記憶、楽しい記憶、愛おしい気持ちが込み上げてきます。
ココロを捨てたい気持ちと、捨てたくない気持ちの間で葛藤し、大きな木の下で涙を流します。

走り回ってベータくんを見つけたネズミくん、
その姿を見たベータくん、
２人は抱き合い涙を流し、共に家へ帰ります。

ベータくんの“ココロ”が穏やかになり、前を向き始めたところで、このアニメーションは終わります。