Peel Pearl

現在の貴金属素材・真珠は、多くが養殖で、貝と人、海洋環境が協業し、生み出される半動物性・半人工素材です。
ジュエリーに用いられる、美しい正円の真珠が採取される確率は0.01%しかなく、他の99.9%は市場に出回ることなく、廃棄される現実があります。この廃棄される貝・上手に生育しなかった真珠に光が当たることは無く、世界有数の真珠産地である日本には、膨大な量の命の結晶が消えていきます。
本来、真珠の中に入れる「白い核」。
「Peel Pearl」では透明の水晶に置き換えることで、真珠に宝石の原石のような「磨き出せる価値」をつくります。0.01%の産業に認められたものは、美しい真珠ルースとして。99.9%はカットし、新たなジュエリーのマテリアルとして。研ぎ出された真珠層と貴石によって、シャボン玉のように淡く澄んだ色彩が生まれます。