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応募プロジェクト・アイデアのタイトル(日英併記)
CO2を食べて地球を元気に! 藻場の再生からはじまる、生物多様性と循環型社会 / Eat CO2, and Heal the earth! Enhancing Biodiversity and Building a Sustainable Future by restoring Kelp Forests
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応募プロジェクト・アイデアの紹介動画URL(5分以内)
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応募プロジェクト・アイデアの詳細説明(日英併記)
私たちはこれまで、藻場の再生に有効とされるフルボ酸鉄を活用し、 海洋環境の回復を目指して藻場造成の実証実験を行ってきました。 そして藻場造成をひとつの大きな事業ととらえ、「MOBA農場」を地域のシンボル産業とするべく取り組んでまいります。「MOBA農場」 は、 農場建設(藻場再生・造成)からはじまり、藻場で固定したブルーカーボンクレジットの創出・販売、藻や磯焼け対策として捕獲したウニの製品化、農場の管理・保全やCO2固定量のモニタリング等、オペレーション、マーチャンダイズ、メンテナンスまでを包括的に行う事業となります。地域特性を考慮し、各地域が持続的且つ自立的な藻場再生を実現することにより、事業機会や雇用創出など含め地域創生の出口戦略まで見据えた包括的な地域活性化策を提案する「MOBA農場」を積極的に推進してまいります。
We have conducted demonstration experiments on seaweed bed creation using fulvic acid iron, known to restore marine environments effectively. Viewing seaweed bed creation as a significant business, we aim to establish “MOBA Farms” as a key regional industry. "MOBA Farms" encompass the full range of operations, from constructing seaweed beds, creating and selling blue carbon credits, developing sea urchin products to counter barren shores, to managing and monitoring CO2 fixation. This holistic business model considers regional characteristics to promote sustainable and self-sufficient seaweed bed restoration, contributing to regional revitalization through new business opportunities and job creation. -
審査のポイントである3つのP(for People, for Planet, for Profit)について、あなたのプロジェクトや活動ではどのような取り組みをしていますか?
for People:
「MOBA農場」では、教育・福祉・観光・まちづくり等、地域共創をテーマの一つとして掲げており、藻場造成だけでなく磯焼け対策として捕獲したウニの製品化においても地域に新たな雇用が生まれ、また学校教育の一環として種苗や苗植え体験ができたりなど、長期にわたり地域と密接に関わりながら共生する環境、社会、経済の好循環サイクルを生み出し、持続可能な地域社会に繋がります。
for Planet:
ブルーカーボンは、 海藻や海草、マングローブなどの海洋植物が光合成でCO2を吸収して海洋生態系が貯めこむ炭素のことで、海洋植物は陸の植物と異なり、枯れたあとでも数百年単位で炭素を貯めこむことができると言われています。そのCO2の吸収源であるブルーカーボンを形成しているのが主に海藻が生い茂る「藻場」です。産卵や保育、摂餌等の場として魚介類が集まる「藻場」は日本の漁場に数多く存在していましたが、 磯焼けなどの環境変化で年々消滅してきており、ブルーカーボンの保全は水産業において大きな課題となっています。そしてブルーカーボン形成を図ることは地球温暖化の原因となるCO2の増加を抑制するため、世界的な目標であるカーボンニュートラルに向けた着実なプロセスとなります。
for Profit:
成長した藻や磯焼け対策として捕獲したウニの製品化を通して地域に新たな産業を生み出すだけでなく、ブルーカーボンの保全活動が認められれば、取り組む漁業関係者からCO2吸収量を企業などが買取ることができるブルーカーボンクレジット「Jブルークレジット」が発行されて売買できるようになり、地域にとって新たなビジネスを創出できる可能性も秘めています。
for People:
"MOBA Farms" foster community involvement in education, welfare, tourism, and town-building, creating new jobs through sea urchin product development to combat barren shores. We offer seedling and planting experiences as part of school programs, promoting a virtuous cycle of environment, society, and economy, leading to a sustainable community.
for Planet:
Blue carbon, primarily stored in seaweed beds, absorbs CO2 and can retain it for centuries even after plant death, unlike terrestrial plants. With fish gathering for spawning and feeding, these beds face decline due to environmental changes, which challenges the fishing industry. Promoting blue carbon formation aligns with carbon neutrality, contributing to global CO2 reduction.
for Profit:
Besides creating new industries through seaweed and sea urchin product development, our blue carbon conservation activities offer potential business opportunities. By certifying CO2 absorption, fishery stakeholders can trade blue carbon credits ("J-Blue Credits"), presenting a valuable revenue source for the region. -
キーワード
#サーキュラーエコノミー #生物多様性 #ネイチャーポジティブ
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応募プロジェクト・アイデアのWebサイトがありましたら、URLをご記入ください。
https://jprsi.go.jp/ja/member/648
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/blue-carbon-jp/materials.html -
応募プロジェクト・アイデアのSNSアカウントがありましたら、URLをご記入ください。
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【特別賞】「自然が新たな循環を生み出す力」あなたの取り組みは、どのようにして自然が廃棄物を貴重な資源に変換する能力を高めたり、あるいは支えたりしていますか?あなたの取り組みは、どのようにしてネイチャーポジティブな手法を取り入れ、従来の産業慣習を変革させていますか?(日英併記)
1. 廃棄物の再利用と循環型経済の創出
「MOBA農場」では、海藻の育成を通じてCO2を固定するだけでなく、海洋資源を廃棄物として扱わず、地域特産品や副産物として活用する仕組みを構築しています。例えば、海藻を地元の食材や製品に加工することで、余剰物が生まれにくい循環型の経済を創出したり、捕獲したウニなどの海洋生物も、単なる害生物として扱うのではなく、製品化することで廃棄物を新たな資源に変えていきます。
2. 藻場再生と栄養循環のサポート
藻場の再生には、私たちが使用しているフルボ酸鉄が重要な役割を果たします。フルボ酸鉄は、土壌や海洋の栄養素を豊かにし、海藻の成長を促進するだけでなく、環境に優しい肥料として機能します。この成分は自然に存在する物質で、農薬や化学肥料の代替として利用することで、海洋エコシステムの健全な循環をサポートしています。
3. バイオマス活用と海洋廃棄物の削減
海藻やウニを製品化する過程で発生する副産物や残渣は、バイオマス資源として活用されます。これにより、バイオガスや肥料の原料、はたまた、海洋栄養塩として再利用され、循環型のエネルギーシステムをサポートします。このアプローチは、地域の廃棄物を減少させると同時に、持続可能な資源循環を生み出します。
私たちは、上記のように自然が持つ廃棄物を資源に変える力を高め、循環型経済の創出を通じてネイチャーポジティブな変革を実現しながら生物多様性を守っています。
"MOBA Farms" do more than fix CO2 through seaweed cultivation—they transform marine resources into local specialties. Products like seaweed and sea urchins convert waste into valuable resources, creating a circular economy with minimal surplus and sustainable resource use. -
【特別賞】「エコシステムの再生」あなたの取り組みは、どのようにして人々にインスピレーションを与え、エコシステムの回復と安定化に貢献していますか?(日英併記)
1. 地域の自立と持続可能性
「MOBA農場」は、地元漁業者や住民が直接関わることで、地域の自立性を強化します。地域特性に合わせた藻場造成や再生を基盤にしているため、各地域が生物多様性を尊重しながら持続可能な形で海藻を育成し、海洋資源を活用できるシステムを築きます。この取り組みは、雇用機会の創出や新しい産業の形成にもつながり、人々に「地域の未来を自らの手で守り、育てる」という意識を芽生えさせます。
2. 環境貢献を「身近」に感じさせる仕組み
消費者は、私たちの製品を購入・消費することで直接的にCO2削減に貢献できるという点が特徴です。これは、環境問題への貢献をより身近に感じさせ、「自分の行動が環境に与える影響」を意識させることに繋がります。地元の名産品としての海藻やウニ製品は、消費者に「食べることで環境保全に参加できる」という具体的なインスピレーションを提供(Ex. point還元等)します。
私たちは、エコシステムの再生を基盤に、地域社会の発展と環境保護を両立させるモデルとして、多くの人々にインスピレーションを与えます。
Engaging locals strengthens regional autonomy. Tailored to local biodiversity, our approach empowers communities to sustainably cultivate seaweed and utilize marine resources. It instills a mindset of “protecting and growing the community’s future,” driving employment and new industries. -
【特別賞】 「教育とストーリーテリング」あなたの取り組みは、複雑なバイオエコノミーの概念をどのようにしてわかりやすく、そして魅力的にしていますか?(日英併記)
1. シンプルなメッセージでのアプローチ
バイオエコノミーは、自然資源を利用して経済的な価値を生み出す循環型の仕組みです。これをシンプルに、「食べることでCO2削減に貢献できる」や「自然を守ることで地域の未来を作る」といったメッセージで伝えています。複雑な技術や科学的な側面を、消費者や地域住民が日常の行動で貢献できる具体例に落とし込み、理解しやすくしています。
2. 体験型の教育プログラム
実際に海藻の育成や藻場再生のプロセスを体験できるワークショップや見学会を通じて、学びを提供しています。子どもから大人まで、海洋資源の循環を目の当たりにすることで、バイオエコノミーの実際の効果を直感的に理解できます。現場での体験は、参加者が自然との関係をより深く感じ取るきっかけとなり、環境保護や地域経済への理解を促進します。
Our bio-economy approach is conveyed through simple messages like “Reduce CO2 by eating” and “Create the community’s future by protecting nature.” By providing hands-on experiences, from seaweed cultivation to bed restoration, participants gain a deep understanding of bio-economy and foster a relationship with nature.
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CO2を食べて地球を元気に! 藻場の再生からはじまる、生物多様性と循環型社会
現在全国的に磯焼けの問題が広がっている中、私たちは、CO2固定率の高い海藻を効率的に育成し、藻場を再生することで新たな漁場を構築します。また、それらの海産物を地域の名産品化することで、地元漁業者の新たな収入源を作りつつ、消費者は「食べることでCO2削減に貢献できる」循環型ブルーカーボン生態系を創出。このように長期間安定したCO2のオフセットを行いながら、新たな産業や雇用を通して地域に貢献する「MOBA農場」を展開いたします。
Amid the widespread issue of barren shores nationwide, we aim to regenerate seaweed beds by cultivating high-CO2-fixing seaweed, establishing new fishing grounds. By transforming these marine products into local specialties, we create new income sources for local fishermen and enable consumers to "contribute to CO2 reduction through eating," establishing a circular blue carbon ecosystem. Through stable, long-term CO2 offsetting, we expand our "MOBA Farms" to contribute to regional economies, creating new industries and jobs.
Amid the widespread issue of barren shores nationwide, we aim to regenerate seaweed beds by cultivating high-CO2-fixing seaweed, establishing new fishing grounds. By transforming these marine products into local specialties, we create new income sources for local fishermen and enable consumers to "contribute to CO2 reduction through eating," establishing a circular blue carbon ecosystem. Through stable, long-term CO2 offsetting, we expand our "MOBA Farms" to contribute to regional economies, creating new industries and jobs.