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説明文
この作品は、2枚の金属板がしなって触れ合うことでスイッチとして機能する、非常に単純な構造物です。
上部でごくわずかに接触している状態を“オン”、離れている状態を“オフ”と定義し、接点に導通機構を仕込むことで他の電気機器を制御できます。
板は自重によりわずかにたわみ、安定した状態で保持されるため、制御のための外力や電源を必要とせず、構造そのものがスイッチの状態を決定します。
スイッチとは単なる制御装置ではなく、「力」と「構造」のバランス点に生じる“接点”であるという考えから出発した試作です。
本作は、構造的な必然がもたらす、最小限のふるまいによる制御の美しさを問うものです。 -
制作物の柔軟性(Flexibility)についてご記入ください。
本作の柔軟性は、材料の「しなり」を構造に取り込んでいる点にあります。
金属板は厚み・幅・高さ・支持条件に応じて微妙にたわみ、その結果生じる接触状態がスイッチとして機能します。
このしなやかさはあくまで構造由来であり、外部からの制御ではなく、物理的な関係性のなかで“柔らかく決まっている”という意味での柔軟性です。
素材と重力だけで構成されたこの構造には、動力や演算処理が介在せず、最も素朴な“ふるまい”としての柔軟性を提示しています。
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しなって、ふれる
この作品は、2枚の金属板がしなって触れ合うことでスイッチとして機能する、非常に単純な構造物です。
上部でごくわずかに接触している状態を“オン”、離れている状態を“オフ”と定義し、接点に導通機構を仕込むことで他の電気機器を制御できます。
板は自重によりわずかにたわみ、安定した状態で保持されるため、制御のための外力や電源を必要とせず、構造そのものがスイッチの状態を決定します。
スイッチとは単なる制御装置ではなく、「力」と「構造」のバランス点に生じる“接点”であるという考えから出発した試作です。
本作は、構造的な必然がもたらす、最小限のふるまいによる制御の美しさを問うものです。
上部でごくわずかに接触している状態を“オン”、離れている状態を“オフ”と定義し、接点に導通機構を仕込むことで他の電気機器を制御できます。
板は自重によりわずかにたわみ、安定した状態で保持されるため、制御のための外力や電源を必要とせず、構造そのものがスイッチの状態を決定します。
スイッチとは単なる制御装置ではなく、「力」と「構造」のバランス点に生じる“接点”であるという考えから出発した試作です。
本作は、構造的な必然がもたらす、最小限のふるまいによる制御の美しさを問うものです。

