CREATIVES

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「空間と構造」「未来のAIがする遊戯」「虚構と現実」というテーマでAIと共作する形でARG的な要素を含んだ映像作品を制作しました。映像内の暗号をGoogle検索すると実際に小説のページがヒットしますしQRコードやXでの投稿など実際に存在しています。鑑賞者は実際に検索して見ることで虚構と現実が揺らいでいくような仕組みになっています。映像内のアニメーションはアニメとしては最も原始的な方法で手描きで制作しています。映像内の写真はAIが生成したものです。虚構であるアニメーションが実際の人の手で作られて、現実の様に見える写真はAIが生成しているという虚構と現実の構造的なズレも含むためにこの形になっています。タイトルにもあるようにこの映像は入り口でしかありません。今後の展開としてはこのARG的なゲーム性や世界観を含めた小説や映像、ウェブサイトなどを作ってみたいと思います。映像内は今回無音になっています。音楽はPV感が出てしまうし、効果音は演出がかかりすぎると考えました。無音にすることで鑑賞者が映像を見ている周りで聞こえている音が最も映像の音に相応しいと考えました。

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