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こころひらく絵本アーチング(R)〜絵本とアートと AI で広がる未来〜

本プログラムは、絵本とアートとAIを通じて、子どもから大人までが「感じて・考えて・つくる」喜びを共有しながら、自分の可能性をひらく共創型アートプログラムです。絵本の世界をきっかけに、感じたことを自由に表現し、他者と分かち合うことで、「自分を大切にし、他者を思いやる心」を育てていきます。
前半は、アナログな画材を使った表現体験を中心に、心の動きを色や形で表すワークショップを行います。手のひらサイズの小さなアートから始まり、安心して自己表現ができる場づくりを大切にしていきます。後半では、AI画像生成やデジタルツールを活用し、アナログで生まれた作品をさらに発展させたいです。子どもたちが描いた絵をAIで拡張し、新しい世界を共に創り出す体験は、テクノロジーを“競争ではなく共創”の道具として捉えるきっかけとなります。
さらに、FAB機材を用いた造形にも挑戦したいです。自分たちの描いた絵や物語を立体化し、展示や発表まで行うことで、創作が社会とつながる喜びを体感します。こうしたプロセスを通して、経済的・地域的な体験格差を埋め、子どもたちに「自分の力で未来を描ける」という自信と希望を届けることを目指します。

本プロジェクトは、全体を通して『絵本アーチング(R)』の手法を導入しながら、アート・教育・テクノロジーの垣根を越えた新しい学びの実践です。大学研究者や学生、企業や団体、地域の子どもから大人までが協働し、世代や立場を超えて共に創ることで、こころがひらき、未来がひろがる——そんな共創の循環を生み出していきたいと思っています。

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