CREATIVES

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VENT ── 煙の代わりに、本音を吐け。

喫煙所の価値は、ニコチンではなかった。火を借りる一言から始まる、名前も所属も聞かない雑談──タバコミュニケーションである。その「ゆるい接点」が、代わりのないまま都市から消えていく。カスハラ規制と侮辱罪厳罰化で感情の発露はリスクになり、AI相談の定着で、人に話すことはコストになった。このままでは、人との雑談がラグジュアリーになる。VENTは、撤去を待つ喫煙ブースを「ラップという切り口の雑談所」へ居抜き転用する。AIは火を貸す係。ビートとお題を放り、誰かの愚痴を韻で拾って場に返し、知らない者同士の会話に火を点けて、自分は退く。吸って忘れる3分を、吐いて笑う3分へ。

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