CREATIVES

  • 119

かみのまち防災ラボ 〜PaperPLATEAUで、つくる・あそぶ・かんがえる〜

「自分でつくった街なら、その街の守り方も考えたくなるのではないか?」

そんな疑問から生まれた、ペーパークラフトとゲームを組み合わせた防災学習プロジェクトです。

私はこれまで、国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU」を活用し、京都の街を紙の絵本のような世界で自由に探検できるアプリ「PaperPLATEAU」を制作してきました。

この作品では、実際の街を歩いたり、災害時の避難を体験したりするだけでなく、建物や地図をペーパークラフトとして印刷し、自分の手で組み立てることもできます。京都で開催されたPLATEAUのハッカソンでは、賞をいただくこともできました。

今回のねのねプログラムでは、このPaperPLATEAUをさらに発展させ、子どもたちが実際の街を紙で組み立てながら、防災について楽しく考えられるワークショップをつくりたいと考えています。

例えば、自分たちの住む街の建物や道路、公園などをペーパークラフトで再現し、完成した街を使って防災ゲームを行います。

「大雨が降ったら、どこが危ないだろう?」
「地震が起きたら、どう行動すればいいだろう?」
「いつもの道が通れなくなったら、どうしよう?」

そんな問いを、災害を想定したカードや紙の街を使いながら、子どもたち自身に考えてもらいます。

さらに、「もっと安全な街にするには?」という視点から、自由に建物や施設を配置し直したり、新しい街づくりのアイデアを考えたりする体験にもつなげたいです。

私自身、ゲームや3DCGの制作に加え、児童施設で子どもたちと関わってきた経験があります。その経験を活かし、難しく感じられがちな防災を、ものづくりや遊びを通じて身近にできないかと考えています。

活動期間中は、ComoNeを拠点に試作品の制作や展示、子ども向けワークショップを実施し、参加者の反応を見ながら改善を重ねていきます。

特に探究したいのは、**「自分の手で街をつくり、遊ぶ体験によって、子どもたちの街への関心や防災への理解はどのように変わるのか?」**ということです。

最終的には、学校や児童施設、地域のイベントなどでも活用できる、誰もが楽しみながら防災を考えられる教材や体験の形を目指します。

デジタル技術とアナログな紙工作を組み合わせ、子どもたちが自分の街をもっと好きになり、街の未来について考えるきっかけをつくりたいです。

Back