CREATIVES

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FLOAT — 画面の向こう側から、手触りのある現実へ

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見えないものを、どうすれば触れられる体験へと変換できるだろうか。

サイバー空間の攻防や金融・ITの緻密な構造、社会を静かに動かすそれらの論理は、普段は画面の向こう側に隠れている。私はこれまで、その不可視の領域に光を当てるため、AIとともに言葉、映像、音楽、そして対話型アプリケーションを独自に構築してきた。その探求の次なる段階として、AIとの創作を平面のディスプレイから、人と人が出会う現実の空間へと「連れ出す」。

本プロジェクトでは、ComoNeのデジタル工作機械を使い、自らの手で試行錯誤を重ねながら、画面の中の表現を現実の体験へと広げていく。FABで制作した手触りのある造形を掛け合わせ、直した跡や失敗も含めた「作りかけの変遷」をそのまま空間にひろげる。来場者との対話や日々の気づきを吸い上げながら、3ヶ月間の会期を通じて屋台の姿と仕掛けを少しずつ、有機的に更新していく。

そして、画面の論理を現実空間へ連れ出す最大の実験が、活動期間中の「サイバーセキュリティ月間(2月1日〜3月18日)」と連動して開催する月1回の実践型セッションとなる。初回は、大画面を参加者で囲み、カードを選びながら最善の一手を話し合う約1時間の参加型サイバー演習ゲームからスタートする。そこから回を重ねるごとに、FAB機材で切り出した暗号プレートや立体パズルなどの物理ギミックを用意し、最終的には画面のストーリーと物理的な仕掛けが連動する「空間体験型サイバー脱出ゲーム」へと進化させていく。参加者が知恵を寄せ合い、日常の展示空間は、議論と発見の場へと変わる。

質量のないAIと、質量を持つ工作機械。相反する領域が交差するこの場所から、私たちの新しい歩みが始まる。

── 画面の中から現実空間へ手を伸ばす、その制作の軌跡と決意をひとつの楽曲に刻んだ。
FLOAT — 画面の向こう側から、手触りのある現実へ
https://youtu.be/v5-GOX6-JjI

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