三途の川を西洋化した世界観の物語です。
この作品は、「人が死ぬ時に、その人にとって大切なものは役目を果たし、失われてしまってよいのだろうか」という問題提起になっています。
作中では、主人公の見る走馬灯として、大切な本に掲載された風景が次々に具現化されてはページごと海の中へ消えていくという形で”消費”されていきます。
この一見美しく楽しい幻世界において、主人公がその事実に気づいた時、どう感じ、どんな行動をしていくのかということを通して、
本作のテーマを鑑賞者に訴えかけていくものとなっています。
WED, JUL 17, 2013 Updated