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砂を浚う波

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波打ち際
父と、母と、幼い自分が並んで立って、波が足の裏の砂を掠め取っていくのを感じました。

サラサラと流れて行く砂の変わりに迷い込んできた小魚。
次の波と共にまた去っていってしまいましたが、なんて魚だったのかなあ


湿った砂の冷たさと日焼け止めの香り、硬いザラザラとした貝殻の感覚を忘れないように。
そんな思い出を込めました。

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