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between #4 Black Aura

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黒い漆の持つ深みと美しさを指す「漆黒」という言葉からイメージされるように、漆の質感はどこか「非現実的」で不思議な印象を我々に与える。本プロジェクトでは、CGと現実という虚実のレイヤーを行き来しながら、古来より我々を魅了する漆の非現実的な美的質感の探求を行うとともに、個人向けソフトの普及が進む3Dモデリング・3DCG技術を導入して漆工芸の制作プロセスと造形性の拡張を試みた。

制作プロセス:
1. 3Dモデリングソフト上で漆のテクスチャーをシミュレート
2. 漆彫刻の仕上がりイメージを確認しながら3Dデータを造形
3. 2つのオブジェクトの衝突をシミュレーション。手業では困難な造形を導入
4. ソフト上で照明や背景を設定し、様々なアングルで3DCG画像を書き出し
5. 立体データを3Dプリンターで出力し、何層にも及ぶ漆塗りと研磨を施す
6. シミュレーション時の照明や背景をスタジオに再現し、漆彫刻を撮影
7. 同じアングルから撮影した漆彫刻の写真とCG画像を並置​

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