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“wabi,sabi” 鉄を使って、 豊かな暮らしをつくる プロダクトアイデアを募集

酸化皮膜加工を施すことで高い耐久性を実現し、独自の加工技術によって美しい風合いを実現した​鉄、ARTSTEELを活用したプロダクトアイデアを大募集。受賞作品は実際に製品化!

結果発表 2019/04/22(月) - 2019/08/05(月)

こんにちは。先日、ARTSTEELの製品が実際に製造されている工場へ見学に行ってまいりました。現在、アイディアを考え中の皆さん、応募している皆さんににどのようにしてARTSTEELができているのかをお伝えします。

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大量生産じゃない職人の精巧な手仕事

「工場」と聞くと薄暗い場所で轟音が鳴り響くイメージをする方が多いかも知れませんが、工場は天井が高く、自然光もよく入り、開放感に包まれていました。そんな場所で生まれるFRONTのアートスチールは、本当に職人さんが一つづつ時間をかけて手作りしており、私達が普段忘れてしまっている鉄という素材の美しさを再認識することができました。実際に工場の製造過程のその一部を、写真と一緒にお届けいたします。

ARTSTEEL製品は完成するまでに、2つの段階(工場)を経ています。

①素材の形を作る
②ARTSTEELの加工を行う

素材を作る

まず、素材を作る工程についてご紹介します。先に鉄から素材を加工しその後に加工した素材をARTSTEELに変化させていきます。

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パーツの作成

こちらはアップロードしたデータをもとに、細かなパーツを作成しています。

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チェック、ヤスリがけ

会長は日頃から工場へ足繁く通っています。現場の職人と話ながら製品をつくっていきます。

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研磨(フォルムを仕上げる)
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カット

このように、まず鉄の加工を行いました。曲面とつくったり研磨を経て形をつくっていきます。次にARTSTEELになる加工を進めていきます。

ARTSTEELを加工する

次に錆び感や色味を出すための工程に移ります。今回ご紹介するのは、ARTSTEELの製造過程のうち、特にサビを出すところになります。

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「錆び出し剤を塗る、乾かす」を繰り返す。
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錆びていく過程1
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錆びていく過程2
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サビ剤を施した後に中和処理をし、乾かした後に特殊トップコートで仕上げる。
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特殊リン酸塩被膜の処理をした後に、オリジナルカラーを塗る。
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なんども円を描くようにして模様をつける。

この模様のつけ方も大量生産的に同じ模様がつけられるのではなく、職人が1点1点模様をつけているため、1つとして同じ模様は存在しません。

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模様をつける前とつけた後の表面の違い

実際に機械を借りて模様を書いてみましたが、一瞬でムラが出来てしまいました。均等の力で水平にかけるのがとても難しく、まさしく職人技でした。また、製品として使い込んだ後、再度模様をつけることもできるとのことです。1回使い込んだ後に再加工するなどのアイディアもいいかもしれません。

まとめ

今回募集するプロダクトのメインとなる建材、「アートスチール」。耐候性鋼であるという優れた機能性の他に、表現面では、一つとして同じものが出来ないという可能性の広さを実感した工場見学になりました。職人さんが丁寧に作り上げる製品は、光の当たり方や見る角度で雰囲気が変わるため、見れば見るほど愛着がわき、錆びても長く使えるアートスチールにぴったりでした。

この工場見学を経て、特に私が感じたARTSTEELの魅力はこちらです。
① 1つとして同じ模様が存在しない、一点物としての魅力をもつ
② 職人の手仕事によってARTSTEELの美しい表情がつくりあげられている
③ 一回、傷がついてもまた磨き直すことで、新品のように生まれ変わる

また、もっとARTSTEELについて知りたい人は、ぜひFRONTさんのショールームに足を運んでみてください。実際にARTSTEELを触りながらより深くARTSTEELについて理解することができるはずです。「コンテストに応募している」という旨をお伝えいただければ、担当の方に詳しく説明していただけます「!

ショールームについてはこちらのページをご覧ください。

今すぐ知りたい/時間がない!という人は、以下の動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Rxzi9ZX1Dzg

追加|よりARTSTEELの製造過程がわかる動画を追加しました!

工場見学の際に撮影した動画を記載します。ぜひご覧ください。

①塗装

https://www.youtube.com/watch?v=aIXcK2yhu2Y

②研磨

https://www.youtube.com/watch?v=f8SxNfYQJiE

以上、工場見学レポートでした。

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