募集イメージ・昨年の成果
本プロジェクトでは幅広い意味でのクリエイターの方を参加をお待ちしています!「参加していいのかな?」と悩んでいる方のために、強みを見つけるヒントも交えて、昨年の採択アイデアや参加したクリエイターを紹介します。
下記のような方をお待ちしています!
- これまで自分が関わったことのない新しい分野に挑戦したい方
- 自分のクリエイティビティが世界で通用するか挑戦したい方
- カタチのデザインだけでなくブランディングも行いたい方
- 他のクリエイターや事業者と協働を行ってみたい方
- 考えの幅を広げていきたい企業のインハウスデザイナーの方
昨年採択されたアイデアとクリエイターの紹介
※アイデア名は受賞時のものになります。
「Silik Glass / Silik Wrap」
錦城護謨株式会社 x 合同会社シーラカンス食堂
錦城護謨株式会社さんはこれまで大手メーカーの下請けとして、多くの部品やパーツを手掛けてきました。しかし、BtoCの商品を持っておらず、その技術力の高さを伝える方法に課題を感じていました。その独自の技術を伝えるために、デザイナーのシーラカンス食堂さんと制作したのが透明なシリコーンロックグラス「E1」です。驚きの透明度をほこり、ガラスと変わらないような見た目のグラスは、クラウドファンディングでは目標金額30万円に対して、約282万円、939%の達成率を記録しました。
シーラカンス食堂は2011年、デザイナー小林新也が兵庫県小野市に立ち上げました。播州刃物や播州そろばん、石州和紙、石州瓦、京都の伝統工芸品などの商品や技術、販路や伝え方、意識のイノベーションに取り組み、生産者が抱える問題解決に取り組んでいる。特にグローバルとローカルを行き来した視点で持続可能なものづくりを目指している。2016年、オリジナル商品ブランド「MUJUN」をオランダアムステルダムで立上げる。2018年7月に地元の刃物職人の後継者育成を目指して「 WORK SHOP 」を立ち上げ、持続可能な新しい後継者育成の仕組みを構築している。
プロジェクトの進捗状況
昨年度プロジェクトで生み出されたプロダクトをシリーズ展開できるものにし、その第1弾である「E1」はYahoo!ニュースなど、年齢層を問わず、各種メディアで取り上げられました。
注文殺到で秋まで出荷待ちの状態となっています!
▼yahoo!ニュース「Bridge stool」
「どう見てもガラスやのにグニャって出来んの面白すぎるw」 Twitterで話題の“シリコングラス”が最高に不思議
▼NAVER まとめ
「Bridge stool」
株式会社オーツー x 濱西 邦和
プロダクトデザイナーの濱西さんは、「安い素材」と認識されてきた竹を生かしたシンプルなスツールを提案。竹の曲げ加工と鉄を組み合わせた品のあるプロダクトとなりました。
インテリア・プロダクトデザイナー。版画家の家庭に生まれ幼少期を日本と海外で過ごし、 アートを愛する気持ちや、物を作る精神と共に、伝統的な方法と、従来の型に はまらない方法の両面から物事の可能性を探求するようになる
プロジェクトの進捗状況
完成したプロダクト「Bridge stool」、「 Bridge high-stool」は竹を加工した軽くて高級感のあるプロダクト。現代のサスティナブルというテーマにも合致しています。現在は、GOOD DESIGN AWARDへ応募中。一次審査を通過し、受賞に向けて改良を続けています。
「好きな街を持ち歩く。」
赤坂金型彫刻所 x 平山 靖子
ライターの平山さんは髪の毛ほどの細さで金属を造形できる赤坂金型彫刻所さんの技術を、ターゲットに届く言葉に翻訳し、言葉を使って新しい価値や魅力を生み出しました。
編集者・ライター・料理人。京都在住の1989年生まれ。京都精華大学日本画コース卒(2013年)。ローカルコンテンツを掘り下げる取材や、飲み歩きレポートなど、現地に赴いて得たものを形におこすことを得意としている。「ジモコロ」「Gyoppy!」などのWebメディア、雑誌『Meets Regional』『Men's Leaf』などのさまざまな媒体で企画・編集・執筆に携わる。全国あっちこっち取材に行くかたわら、出張スナックや料理人、イベント出店をおこなう飲食のプレイヤーもしても活動中。
プロジェクトの進捗状況
「YAOYA PROJCET」で生まれた繋がりや発見を通して、ライターの平山さんに、京都出身のデザイナー三木 章弘氏も加わり「平面」の造形から「半球面」の造形へと昇華。
[cocur] fuku(コクール・福)というシリーズを生み出し、クラウドファンディングを実施。達成率700%を超えました。
▼クラウドファウンディング(終了しました)
0.05mmの刃先!ミクロの彫刻職人がアクセサリーに挑戦!親子三代の技を守りたい
「Carafe+Cup」
藤田金属株式会 x 大村 卓
大村さんはクライアントのイメージを大切にしながら既存のマーケットやプロダクトジャンルにとらわれない発想が得意なプロダクトデザイナーです。プロダクトについて会話が自然と生まれるような、実用性を維持しながらもインテリアとしても機能する水指とカップを提案しました。
2001年東京工業大学大学院修了。2009年oodesignを設立、プロダクトデザインを中心に活動を開始。おもに生活雑貨、文具、家具など身の回りのもののデザイン開発、コンサルティングを行う。企業に向けてデザインを提供するかたわらオリジナルプロダクト開発も手がけ、ジャンルにとらわれない振幅の大きい活動を心掛けている。Twitterでの発信も盛ん。
プロジェクトの進捗状況
当初のアイデアからは大きく姿を変えたものの、プロダクト制作は順調に進行中。この秋の東京ビックサイトのイベントへ出店を予定し、またクラウドファウンディングも検討しています。
▼FUJITA KINZOKU note
他にも詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
▼YAOYA PROJECT2019 AWRD結果発表
昨年のプロジェクトの様子
昨年のプロジェクトではすべての事業者のプロダクトが完成したわけではありませんが、制作までの過程で、プロジェクトでの体験そのものが、事業者にとってもクリエイターにとってもかけがえのない経験になりました。
いくつかの変更はありますが、今年もプロジェクトの大きな流れとしては同じものになります。プロダクトのアイデアがどのようにプロジェクトを通じて変化していったか、以下の事例ページより参照ください。
▼下記サイトをご覧ください。