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YAOYA PROJECT 2020の参加クリエイターを募集!

「生活」の中にある「暮らし」に気づかせてくれるプロダクトアイデアを募集中!ものづくりからブランディングまで、3ヶ月で駆け抜ける八尾の事業者との共創の旅。

結果発表 2020/07/31(金) - 2020/09/07(月)

YAOYA PROJECT 2020のクリエイターを募集!

「生活」の中にある「暮らし」に気づかせてくれるプロダクトアイデアを募集中!ものづくりからブランディングまで、3ヶ月で駆け抜ける八尾の事業者との共創の旅。

今年の募集テーマ

“「生活」の中にある「暮らし」に気づかせてくれるプロダクト。”

今年のテーマは、「生活」の中にある「暮らし」に気づかせてくれるプロダクト。
YAOYA PROJECTでは「暮らし」という言葉を、生活の中で気づき、自らが”こうありたい”と思う未来に向けて行う行動を含めた「生き方」までを含んだ広い意味として使っています。これまで「暮らし」をよくしていく為に、「生活の質」を向上させる様々な便利なものが生み出されてきました。しかし、いつの間にか私たちは「生活」が主となり、「暮らすこと」ができないくらい、生活のために時間や労力を使ってしまっています。

そんな「生活」の中から自らの営みである「暮らし」に気が付かせてくれるものをつくりたい。もしかしたらそれが誰かの「生き方」までを考えるきっかけになるのかもしれません。そう思い、今年のテーマを選定しました。

なぜ八尾の事業者が「暮らし」にフォーカスするのか?

八尾はこれまでも「ものづくりのまち」として、時代のニーズに答えてあらゆる生活雑貨や工業プロダクトを生み出してきました。私たちの生活に欠かせない歯ブラシなどの衛生用品やフライパンなどのキッチン用品、そしてインテリアや建具などの空間を彩るもの。人々の幸せな生活を願い、人々の「暮らし」を裏側から支えてきたのが八尾の事業者たちなのです。

そんな彼らだからこそ、それぞれの暮らしにこれからも寄り添い続けるようなものづくりができるのではないかと思うのです。でも今の時代に即した多様な生き方にフォーカスし、価値観をアップデートする必要はあります。それをぜひこのプロジェクトを通じて挑戦できればと考えています。

こんな方の参加をお待ちしています

私たちがこのプロジェクトを通じて、一緒に活動したいクリエイターは八尾のものづくりにじっくりと向き合い、中長期的な目線で事業者とお付き合いいただける方です。

本プロジェクトは単にアイデアを出し、審査員の方にそれが評価されて終わるというものではありません。参加企業・メンター・企画メンバーとの日本各地のリサーチやプロダクト開発を通して、一緒にこれからの「ものづくり」の可能性を調べ、考え、形にしていくものです。昨年度もプロダクト開発からはじまり、お付き合いが発展して既存商品ラインナップのブランディングまでに参加するような事業者さんとクリエイターの出会いがありました。

プロダクトの使われ方や、プロダクトを通じたコミュニケーション作りまで考えたい方、参加企業の強み・思いにじっくりと向き合いたい方、日々、ものづくりや仕組みづくりに関わっていても、何か納得できないものがある方。プロジェクトを自分の何かが変わるきっかけにしたい方。そんなクリエイターの応募をお待ちしています。

参加のメリット

①ものづくりの現場を体験し、プロダクト開発プロセスを深く知ることができます

  • 個人では見学するのが難しい日本各地のものづくりの現場のリサーチができます。
  • 数多くの実践経験のあるメンターから直接アドバイスを受けることができます。

②活動を記録・発信し、世界中のクリエイティブハブにつなげます

  • 実際にプロダクトを作成する前提でプロジェクトを進行するので、形に残る活動実績になります。
  • ロフトワークが持つ各チャンネルでの情報発信を行います(LW.com・MTRL・FabCafe・AWRD)
  • 各種メディアへの掲載を予定しています。(昨年度実績:テレビ局、新聞社、各種メディアなど)

③今後のクリエイターとしての活動を後押しする財産をつくります

  • プロジェクトを通じて下記のコミュニティと繋がることができます。
  1. YAOYA PROJECT参加クリエイター参加事業者との繋がり
  2. 株式会社ロフトワークのもつクリエイターネットワーク
  3. 八尾市産業政策課のネットワーク
  • ロイヤリティ契約(プロダクト化した場合、下代の5%)
    ※本プロジェクトにおけるプロダクトに限ります。
    ※実際の契約条件については、商品化後に企業と応募者との交渉により決定します。

詳細は「募集イメージ・昨年の成果」へ▶︎


事業者紹介(五十音順・敬称略)

クリエイターと一緒にプロジェクトを進めていく今年の事業者のみなさんです。
それぞの持つ技術や商材、そしてこれまでの企業の歴史や、これからの未来までを考えたアイデアを募集します。

事業者名主な技術や商材
ステンレスへの着色技術・キッチン用品
株式会社網専金属メッシュの加工
株式会社コダマガラスガラスの加工・施工
株式会社友安製作所鉄・真鍮の加工・オリジナルDIY商品の販売
株式会社柳田製作所大型の金属加工
シルバー株式会社石油ストーブの灯しん
谷元フスマ工飾株式会社襖、障子、クローゼットや間仕切りの製造
藤田金属株式会社金属加工・フライパンを中心としたキッチン用品

オンライン面談※終了しました。

今年は8/21(金)に参加事業者さんの工場を直接見学することができるツアー、”オープンファクトリー”を開催します。

→コロナを考慮して「オンライン面談」とさせていただく形になりました!全国のみなさま、是非ご参加ください!

詳細は「参加事業者紹介・フィールドリサーチ・オンライン面談」へ▶︎(リンクボタン)


審査員・メンター紹介

アイデアの審査員として「TSUGI」の新山氏、「colocal」の松原氏、「aeru」の矢島氏を審査員として参加。一次審査を行っていただく予定です。また昨年に引き続き、「トランクデザイン株式会社」の堀内氏、「合同会社シーラカンス株式会社/MUJUN」の小林氏が主に製品開発にアドバイスを行うメンターとして参加します。

審査員(五十音順・敬称略)

新山 直広
(にいやま なおひろ /Naohiro Niiyama)

TSUGI 代表・デザインディレクター

1985年大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。応用芸術研究所を経て、鯖江市役所在職中の2013年にTSUGIを結成。以降、未来の産地を醸成する様々なプロジェクトを展開し、2015年に法人化。デザイン・ものづくり・地域といった領域を横断しながら、地域や地場産業のブランディングを手がける。RENEWディレクター(2015年〜)京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別研究員(2018年〜)

TSUGI:https://tsugilab.com/


松原 亨
(まつばら こう/Ko Matsubara)

マガジンハウス社 『colocal コロカル』 編集長

1992年から男性ファッション誌『ポパイ』の編集に携わり、ファッション、音楽、インテリアなどを担当。2000年より月刊『カーサ ブルータス』創刊に参加。「ケーススタディハウス」「イサム・ノグチ」「安藤忠雄とメキシコへルイス・バラガンを巡る旅」「アッップルは何をデザインしたのか」など、幅広いテーマの特集を編集者として担当。カーサ・ブルータス編集長、ポパイ編集長を歴任後、2020年webマガジン『コロカル』編集長に就任。

colocal コロカル:https://colocal.jp/

矢島 里佳
(やじま りか/Rika Yajima)

    株式会社和える 代表取締役

      1988年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
      職人と伝統の魅力に惹かれ、19歳の頃から全国を回り、大学時代に日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。
      大学4年時の2011年3月、「日本の伝統を次世代につなぐ」株式会社和えるを創業。日本全国の職人と共にオリジナル商品を生み出す“0歳からの伝統ブランドaeru”を立ち上げ、東京・京都に事業拠点を立ち上げる。その他、日本の伝統を暮らしの中で活かしながら次世代につなぐ様々な事業を展開。2015年 第4回 日本政策投資銀行(DBJ)「女性新ビジネスプランコンペティション」にて、女性起業大賞受賞。 2017年 第2回 APEC「APEC BEST AWARD」にて、APEC best award大賞、Best social impact賞をダブル受賞。

      和える:https://a-eru.co.jp/


      メンター(五十音順・敬称略)

      小林 新也
      (こばやし しんや /Shinya Kobayashi)

      合同会社シーラカンス食堂 / MUJUN 代表・デザイナー

      1987年生まれ。合同会社シーラカンス食堂・MUJUN 代表。株式会社OneGreen 取締役・CDO。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、2011年にシーラカンス食堂を地元兵庫県小野市に、16年にMUJUNをオランダアムステルダムに設立。播州刃物や石州瓦などを中心としたブランディングや商品開発、世界市場へ向けた地域財産の販路開拓などに取り組む。18年に刃物職人継承者育成を目的とした工場「MUJUN WORKSHOP」をオープン。連動して19年に自社製品「富士山ナイフ」をリリース。播州刃物の取組は『GOOD DESIGN BEST100 & 特別賞 2015 』受賞。世界を変え「新たな未来」をもたらす“革新“を起こすイノヴェイターを顕彰するアワード『 WIRED Audi INNOVATION AWARD 2019 』を受賞。

      シーラカンス食堂:https://www.c-syoku.com/

      堀内 康広
      (ほりうち やすひろ /Yasuhiro Horiuchi)

      トランクデザイン株式会社 代表取締役・クリエイティブディレクター

      2009年に「トランクデザイン」を、神戸垂水・商大筋にオフィス&ショップをオープン。地場産業のプロデュースやブランディング、百貨店広告などのディレクションやデザインを幅広く手がけ、2011 年には兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ、兵庫県の間伐材や地域材を活かしたオリジナルプロダクト「森の器」、播州織の職人とつくるアパレルブランド「iRoDoRi」・「megulu」、淡路島のお香メーカーともに日常で使えるお香ブランド「Ku」「Daily」も手掛ける。2018年台湾のデザインアワード「Golden Pin Design Award」3プロジェクト入賞、1プロジェクト最優秀賞受賞。2018年4月に印刷会社(有)グラミックプロセスを事業継承し3代目として就任。

      トランクデザイン:https://trunkdesign-web.com/

      入選と採択について

      今年のYAOYA PROJECTでは、1次審査を通過したアイデアとクリエイター(2-4点)を全てプロジェクトで運営しているnoteで紹介します。その後一次審査を通過したクリエイターの中から事業者が採択するアイデアを決定します。

      ※応募アイデアは「未発表」のものを基本とし、他のコンペ等に過去に応募したものおよび現在応募しているもの、卒業制作展などを含む展覧会・ウェブサイト・SNSやブログ等など何らかの方法で公表したものと、同一のものは応募できません。
      また既存の作品のアイデアなどをベースとして、本コンペティションのために改善・改良がされているのであれば、未発表作品とみなし、応募が可能となります。ただし、どこまでが「同一か」「改善か」の判断は主催者はいたしません。

      1次審査結果発表

      ▼結果発表→YAOYA PROJECTのnote記事へ

      YAOYA PROJECTスケジュール

      ※コロナウィルスなどの影響により変更の可能性がありますこと、ご理解・ご了承くださいませ。

      ▼プロダクトアイデア・クリエイター公募
      7月31(金)〜9月7日(月)
      ・AWRDに登録し、アイデアシートやポートフォリオを送付してください。

      ▼オンライン面談

      8/21(金)

      ▼応募締め切り
      9/7(月)
      ・当日23:00締め切り。

      ▼審査員による一次審査

      9/9(水)
      ・提出データを元に書類審査を行います。

      ▼一次審査の結果発表

      9/10(木)
      ・YAOYA PROJECTのnoteで発表を行います。

      ▼事業者による最終審査

      9/10-11(木,金)

      ▼審査結果発表

      9/14(月)
      ※変更になりました。
      9/16(水)

      ・YAOYA PROJECTのAWRDで発表を行います。
      ・メールにて個別に採択をお知らせいたします。

      ▼プロダクト開発のためのリサーチ

      9月29,30,10/1(2泊3日)
      ・福井のものづくりの現場を巡ります。

      ▼プロダクト開発期間
      9月中旬〜11月末(期間中にメンターとのメンタリングを行います)
      ・実際に事業者と、メンターのアドバイスを受けながらプロダクト開発をします。

      ▼成果発表会

      11月末予定
      ・活動成果の発表をします(詳細は後日お知らせいたします)

      YAOYA PROJECTとは?

      YAOYA PROJECTは2019年からスタートした八尾市の産業を活性化させるためのプロジェクトです。

      これまでBtoBとして、ものづくりを支えてきた企業のまち、八尾の事業者がクリエイターと一緒に、メンターのアドバイスを受けながらリサーチ、イベント、製品開発を通して、100年先も事業を継続することができるような体制をつくっていく為に、ものづくりを通じて八尾の事業者が「調べる・考える・形にする」力を養うことを目標にしています。

      昨年は台湾での展覧会をプロジェクトのゴールとし、台湾の街並みや家庭を含めてリサーチしていく中で多くの気づきを得ることができました。今年のプロジェクトでは、様々な視点から「ものづくり」を見つめ直し、日本各地のリサーチを行います。

      ※「YAOYA」とは、幅広く多くのものを製造できる八尾のものづくりを “八百屋” に見立てた言葉で、確かな目利きで、良いもの、旬なものを届けてきた八尾のものづくりに重なります。

      また “八尾” の名前そのものも意味し、商工農と揃った八尾の地域性のほか、「日本人の生活を身近なところで支え、豊かにしてきた八尾のものづくり」を表しています。

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