“Uz-coning”
“何を入れようか”
“陶芸のろくろ体験のような”
“平面から立ち上がる”
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説明文
“Uz-coning”(ウズ-コーニング)は、“うずまき”構造を用いた、自分で形づくることができるフレキシブルなトレーです。
陶芸のろくろ成形のように、底面を押し出したり戻したりすることで、高さや形状を自在に調整できます。
トレーに何を置くか、何を入れるかを想像しながら、緊張と高揚が交錯する試行錯誤の時間。
ユーザー自身が“つくり手”となる創造的な体験を通じて、モノと自己との“ing”な対話が始まります。
個々の感性を尊重したひとときから、一つのトレーが立ち上がります。
https://drive.google.com/file/d/1Nlz3g7sjI87HPqjKIncsSYaawrMKGJr7/view?usp=sharing -
制作物の柔軟性(Flexibility)についてご記入ください。
“Uz-coning”の柔軟性は、素材の特性と、身近な道具や素材を再構成するブリコラージュ的アプローチによって実現されています。
使用した紙テープやPPバンドは、既製品としての柔らかさとその自由に押し出せる構造をそのまま活かすことで、底の深さや形状が変化する柔軟性を生み出しています。
紐やテープといった“巻かれているもの”に着目する中で、そこに内在する可変性が、ユーザーとのインタラクティブな関係を築く可能性を見出しました。
新たに資源を消費するだけではなく、既存の素材を見つめ直し再構築するこの手法は、新たな価値を生み出す柔軟な創作方法です。
素材のあり方を問い直すことそのものが、“Uz-coning”における柔軟性の本質です。

