CREATIVES

  • 42

親子の思い出を縫う服 TSUMUGI

その他
大林縫製さんの始まりは「女の子のプリーツスカート」でした。そこから着想したのは、ただの服ではなく、ひとつの布に“物語”を込めたプロダクトです。
子どもの成長に合わせて形を変え、オーバーオールになり、ワンピースになり、スカートになり、やがてバッグになって、最後は雑巾として役目を終える。それはリサイクルや素材の循環を超えた、“思い出の循環”です。使う人の成長とともに姿を変えていくその過程は、消費で終わらず、「モノに宿る記憶」を未来に伝える体験になります。
効率や大量生産が当たり前になった今の時代に、あえて「ものを大切にする心」を子どもたちに伝えていく。
それは日本らしい文化を次の世代へつなげる挑戦であり、異彩を放つプロダクトとして、きっと人々の心を躍らせます。

前へ