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どの絶滅危惧空間を扱うのか(300文字以内)
対象は全国の歩道橋であり、提案先は国土交通省および全国の道路管理者(自治体等)を想定する。
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なぜその絶滅危惧空間を扱うのか(600文字以内)
歩道橋は、子どもや高齢者が安全に道路を横断するために整備された都市インフラである。しかし近年は、老朽化や維持管理費の増加、バリアフリー化への対応不足などを理由に撤去が進み、その存在価値が失われつつある。さらに、猛暑の影響で「暑い中を階段で上る」という心理的・身体的負担から利用者が減少し、ますます不要な構造物として扱われている。
一方で歩道橋は、道路上に架かる立体的な公共空間であり、階段下のデッドスペースや高所という特性を備えた、他のインフラにはないポテンシャルを秘めている。設備機器の設置や防災機能の付加、暑熱対策など複数の役割を重ねることで、単なる横断施設から地域を支える都市インフラへと進化できる可能性がある。
だからこそ私は、歩道橋を「撤去すべきインフラ」ではなく、「新たな価値を与えて未来へ継承すべき都市資産」として再生したいと考え、本提案を行う。 -
どのようにその絶滅危惧空間を変異させるのか(1200文字以内)
本提案では、歩道橋下に浅井戸を設置し、地下水を活用した「Mist Bridge」へと再生する。汲み上げた井戸水を歩道橋全体へ微細なミストとして噴霧し、水のベールが歩行者を包み込むことで、気化熱による冷却効果と視覚的な清涼感を生み出す。これにより、「暑くて避けられる歩道橋」を「涼しいから渡りたくなる歩道橋」へと変異させる。
さらに、すべての歩道橋に小型エレベーターを併設し、子どもや高齢者、車椅子利用者、ベビーカー利用者など、誰もが安心して利用できるバリアフリー空間へ再生する。階段下のデッドスペースにはポンプ設備と多機能トイレを設置し、平時は都市機能を支える設備として活用する。
災害時には井戸水を生活用水やトイレ用水として地域へ供給し、多機能トイレは断水時でも使用可能な防災トイレとして開放する。歩道橋は道路を横断するためだけの施設ではなく、地域住民の命と暮らしを支える防災拠点として新たな役割を担う。
本提案は、既存ストックを活用するため、新たな土地を必要とせず、全国に数多く存在する歩道橋へ段階的に展開できる点も大きな特徴である。平時は暑熱対策とバリアフリー、非常時は給水・衛生機能を担うことで、一つの空間に複数の公共価値を重ね合わせる。
歩道橋を「渡るためだけのインフラ」から、「暑さ・災害・高齢化という現代社会の課題を解決する都市インフラ」へ変異させることが、本提案の目指す社会実装である。
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Mist Bridge
歩道橋は、子どもや高齢者が安全に道路を横断するための重要な都市インフラである。一方で、バリアフリー化への対応が困難な歩道橋は撤去が進み、さらに近年は酷暑の影響により、直射日光を受けながら階段を上る歩道橋を避け、横断歩道を利用する人も増えている。
Mist Bridge は、地下から汲み上げた井戸水を微細なミストとして歩道橋全体に噴霧し、水のベールで包み込むシステムである。気化熱による冷却効果で体感温度を約2〜5℃低減するとともに、視覚的な清涼感を生み出し、歩行者に快適な通行空間を提供することで、歩道橋の利用を促進する。
また、すべての歩道橋に小型エレベーターを併設し、誰もが利用できるバリアフリー空間へ再生する。 階段下のデッドスペースはポンプ設備や多機能トイレなどの設備スペースとして有効活用し、空間の機能性を高める。
さらに、災害時には井戸水を生活用水やトイレ用水として地域住民へ供給し、多機能トイレも防災トイレとして開放することで、平時は暑熱対策、非常時は地域のライフラインを支える防災インフラとして機能する。
本提案は、歩道橋を「渡るだけの構造物」から、「暑さと災害から地域を守る都市インフラ」へと変異させる提案である。
Mist Bridge は、地下から汲み上げた井戸水を微細なミストとして歩道橋全体に噴霧し、水のベールで包み込むシステムである。気化熱による冷却効果で体感温度を約2〜5℃低減するとともに、視覚的な清涼感を生み出し、歩行者に快適な通行空間を提供することで、歩道橋の利用を促進する。
また、すべての歩道橋に小型エレベーターを併設し、誰もが利用できるバリアフリー空間へ再生する。 階段下のデッドスペースはポンプ設備や多機能トイレなどの設備スペースとして有効活用し、空間の機能性を高める。
さらに、災害時には井戸水を生活用水やトイレ用水として地域住民へ供給し、多機能トイレも防災トイレとして開放することで、平時は暑熱対策、非常時は地域のライフラインを支える防災インフラとして機能する。
本提案は、歩道橋を「渡るだけの構造物」から、「暑さと災害から地域を守る都市インフラ」へと変異させる提案である。
