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どの絶滅危惧空間を扱うのか(300文字以内)
本提案では、公衆電話ボックスを対象とする。公衆電話ボックスは、携帯電話の普及や通信手段のデジタル化に伴い利用者が減少し、設置数も年々減少している絶滅危惧空間である。一方で、災害時や通信障害時には重要な通信インフラとしての役割を担っており、その存在意義は現在も失われていない。本提案では、地域に点在する公衆電話ボックスを活用した周遊型謎解きゲームを通じて、公衆電話の価値や役割を再認識し、地域との新たな接点を生み出すことを目指す。
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なぜその絶滅危惧空間を扱うのか(600文字以内)
公衆電話ボックスは、携帯電話の普及によって利用機会が大幅に減少し、設置数も縮小している。しかし、大規模災害や通信障害の発生時には、非常時の通信手段として重要な役割を果たすため、一定数の維持が必要とされている。そのため、日頃から設置場所や利用方法を知っておくことが望ましいが、普段の生活で公衆電話に触れる機会はほとんどない。
そこで着目したのが、近年人気を集める周遊型謎解きゲームである。謎解きゲームは、参加者が物語の中で手掛かりを探しながら謎を解き進める体験型コンテンツであり、市場は拡大を続けている。その背景には、「モノ消費」から「コト消費」、さらにその場でしか味わえない体験を重視する「トキ消費」への消費行動の変化がある。また、周遊型謎解きは地域を歩きながら観光や文化に触れる機会を生み出し、地域の魅力を発信する効果も期待されている。
このような特性を生かし、公衆電話をゲームの舞台にすることで、楽しみながら公衆電話の存在や役割を再認識し、防災意識の向上と地域活性化を同時に実現することを目指す。 -
どのようにその絶滅危惧空間を変異させるのか(1200文字以内)
本提案では、公衆電話ボックスを「通信手段」から「体験型エンターテインメントの拠点」へと変化させる。参加者は謎解きブックと公衆電話マップを手に街を巡り、各地に設置された公衆電話を訪れながら謎を解き進める。街中にある建物や史跡、看板などをヒントに答えを導き出し、公衆電話に特定の番号を入力すると、電話から流れる音声によって次の手掛かりやストーリーが展開される仕組みである。
ゲームを進める過程で参加者は自然と街を歩き、公衆電話の設置場所を把握するとともに、その利用方法を体験できる。また、音声コンテンツには地域の歴史や文化、観光資源に関する情報を組み込み、謎解きを楽しみながら地域への理解を深められる内容とする。
この提案は、公衆電話を単なる過去のインフラとして残すのではなく、「遊び」「防災」「観光」を結びつける新たな価値を持つ空間へと変異させる試みである。楽しさを入り口に公衆電話への関心を高め、非常時への備えと地域の魅力発信を両立する新しい地域体験を創出する。
