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Breakout of Control
本作は、複数の端末で同時に進行するブロック崩しゲームである。それぞれの画面では、ボールの動きやブロックの配置が別々に進行する一方、ボールを打ち返すバーの位置だけが端末間で共有されている。自分の画面を操作すると、離れた場所にある別の画面のバーも同時に動き、ひとつの入力がそれぞれのゲームに異なる結果を引き起こす。
一般的なデジタルインターフェースでは、指先の動きに対して、即座に予測可能な反応が返される。画面に触れた人が操作の主体であり、その結果も本人に帰属するという関係は、ほとんど疑われることがない。本作では、その入力と結果の対応関係を複数の画面へ分散させることで、「自分が操作している」という感覚を不安定にする。
うまくボールを打ち返そうとする操作が、別の画面では失敗を引き起こすこともある。反対に、自分が触れていない瞬間に、誰かの操作によってゲームが進行することもある。そこでは、他者は姿や言葉として現れるのではなく、自分の意思だけでは動かせない画面の挙動として知覚される。
指先から生じた操作が、自分の手元を越えて誰かの状況に入り込む体験を通して、デジタル環境における身体、距離、操作主体の境界を問い直す作品である。
一般的なデジタルインターフェースでは、指先の動きに対して、即座に予測可能な反応が返される。画面に触れた人が操作の主体であり、その結果も本人に帰属するという関係は、ほとんど疑われることがない。本作では、その入力と結果の対応関係を複数の画面へ分散させることで、「自分が操作している」という感覚を不安定にする。
うまくボールを打ち返そうとする操作が、別の画面では失敗を引き起こすこともある。反対に、自分が触れていない瞬間に、誰かの操作によってゲームが進行することもある。そこでは、他者は姿や言葉として現れるのではなく、自分の意思だけでは動かせない画面の挙動として知覚される。
指先から生じた操作が、自分の手元を越えて誰かの状況に入り込む体験を通して、デジタル環境における身体、距離、操作主体の境界を問い直す作品である。
