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干物のネーミングとパッケージ

「宮津の干物はおいしいですよ」と言われて出されたとき、干物は干物だろう。他の干物とたいして変わらないだろうと思っていました。でも、一口食べたとき、これは干物じゃないって思ったんです。これを干物と言ってしまったら失礼じゃないのか?間違いじゃないのか?売れないのじゃないのか?おいしさが正しく伝わらないのじゃないのか?これは新しい干物。

じゃあ、今までに無かった干し魚、干し方の名前を作り出してしまえば、それは誰もが想像することしかできない。過去の記憶にはないから、どんな味だろうと思うんじゃないだろうか。

そういう話を船長にしたとき、近畿大学の学生が
「星」って使えないですか?

そこで、思いついたのが、「星」を「干し」と書いたら?あ!「一番干し」(いちばんぼし)だ!

干物と呼ぶのではなく、「一番干し」と呼ぶ。
なによりも、日本一っぽくも聞こえるじゃないですか?

そうして「宮津の★一番干し」ができました。

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