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心理の法則 スティンザー効果
「スティンザー効果」は、会議などの集団行動に現れる心理効果です。内容は以下のようなもの。「以前、対立があった人は正面に座る傾向がある。」「ある発言の次の発言は、反対意見が多い。」「議長のリーダーシップが強いと、参加者は隣の人と話しやすい。逆にリーダーシップが弱いと、参加者は正面の人と話しやすい。」また、これは座る位置が議論の流れや結果に影響する事も表しています。「正面に座った人物とは対立が生まれやすい。」「隣に並んで座った人とは同意見になりやすい。」「90度のL字形の位置に座った人には本音を話しやすい。」というように、この効果は体の向きに加えて、視線の交わり方がポイントになっています。これをふまえて行動すれば、様々な場で、話の流れを上手に動かせるかもしれません。