心理の法則　メラビアンの法則

話し手が聞き手に対する影響力は、言語情報(言葉の内容)=7%、聴覚情報(声の質や話し方)=38％、視覚情報(見た目や表情)=55%、と言われています。この情報だけを見ると、「人は見た目で半分が決まってしまう。」という風に解釈されがちですが、そういうわけではありません。この効果の重要なポイントは、「矛盾」が前提にあるということです。例えば、「笑いながら叱る」とか、「浮かない表情で褒める」など。つまり、３つの情報がそれぞれ矛盾して与えられた場合に、聞き手がどれを重要視し、話し手の感情や言いたい事を判断するのかという数字なのです。どうしても人は混乱しながらも、相手の表情や身振りから大きく判断することになります。これが「メラビアンの法則」です。