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心理の法則

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「好きな人から紹介された音楽を自分も好きになった」「恋人や親友と雰囲気が似てきたと言われる」。これは「ミラーリング効果」と呼ばれる心理効果によるものと言われています。人間は好意を抱いている相手や、親密な相手に対して、無意識に真似をする傾向があります。例えば同じタイミングで腕を組む、髪に触れる、同じイントネーション、口調で話すなどの些細なものから、同じ趣向のものを好きになる、レストランなどで同じものを注文するなど。そして、この好意から現れる言動は無意識に伝わり、相手は「自分の仕草を真似てくる=自分の判断、行動が認められた=自分の仲間、味方」という認識を持ち始めます。こうして相互的にこの効果が現れることにより、次第に距離が縮まっていくのです。意図的にこの効果を使うというテクニックもありますが、あからさまに真似ると逆に不信感を持たせたり、有名な心理効果であることから魂胆がすぐにばれてしまうことがあるので、あくまで「自然に」行うことがポイントです。

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