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作品タイトル(日本語)
Anima Code
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作品タイトル(英語)
Anima Code
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制作物のコンセプトを記載してください。
< 製作物について >
このQRコードの判子は、SNSの利用者がなくなった際のデータのあり方を問題とした提案。
ユーザーが投稿する言葉、見た景色の写真や動画は、個人を立体的にあらわしている。
触れることのできないデータに実体を与えることで、
自分の大切な人に、「小さなお墓」として渡し未来に継承することができる。
故人のオンラインデータを、QRコードに変換し、それをハンコの印面に彫刻することにより、
印影はデータアクセスの為のキーとして機能する。
データのアクセスにアナログの行為を介す。 押印という、身体的かつ情緒的な所作の意味について、考えを深めたプロダクト。
< 背景について >
ソーシャルメディアの台頭と支配以来、私たちの多くは言葉や写真、動画でオンライン上に人生の痕跡を残し続けている。
これらの投稿されたメディアは、個人の人生を多面的に映し出す可能性を秘めているが、
ひとたび投稿者が亡くなると、そのようなデジタルアーカイブは忘れ去られ、膨大な電子情報の中を漂っている。
亡くなった人のデジタルデータのあり方に加え、墓地の為の土地不足と管理が昨今の社会問題となっている。
このプロジェクトは、時代の大きな変わり目に、デジタルとアナログの双方から人生の終焉について考察した。
本提案は、墓の小型化・データと身体性の調和によって、現在進行形の社会問題を解決する新たなソリューションとなることを意図している。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
< about product >
Today, our digital data, especially on social media, is forgotten in the vast amount of electronic information online after we die. This product raises the question of how personal data should be treated after one's death.
By giving a tangibility to data, this product becomes a "small tomb" that you can pass on your online data for the future.
This Hanko (Japanese personal seal) is engraved with the QR code, which contains your online information and acts as a key that allows your loved ones to reach your digital archives after you pass away.
Through the analogue interaction for accessing the digital data, this product also explores the meaning of the physical and emotional act of putting a seal.
< about background >
Since the rise and domination of social media, many of us continue to leave a trace of our life online with texts, photos and videos.
While that uploaded media collective has the potential to projects a multifaceted view of an individual's life, however, once the contributor dies, such digital archives are forgotten and not accessible to even our loved ones.
In addition to the digital data after one’s death, the shortage of land for cemeteries and their management has become a social issue in recent times.
In a complex age that is technology-driven but still largely material, this project examines the end of life from both digital and analogue perspectives.
Through the miniaturization of graves and the harmonization of data and physicality, this product is intended to be an alternative solution to these problems. -
作品の素材・仕様
ハンコの寸法は 10mm 角、長さ 62mm。QR コードの繊細さと緻密さを引き立てたプロポーション。
データという手に触れられぬ曖昧さ、色褪せない普遍性を透明素材で表現。材質は、耐候性と加工性の高いアクリルを使用。
技術メーカーと協力し、レーザー彫刻による寸 法精度の高い削り出し加工を採用。
印面にの親水性を高める処理を施すことで、10mm 角で印影の読み取りを実現。
パッケージは、保存に適した桐を採用。日本で古来から磁器や美術品などを収納・保存するのに用いられた桐箱は” 継承” を意図している。 -
作品の素材・仕様(英語)
The dimensions of the stamp are 10mm square and 62mm long; the proportions complement the delicacy and precision of the QR code engraving.
This product adopts acrylic as a major material for its highly weather-resistant and processability.
This transparent material is also a metaphor for the intangibility and ambiguity of digital data and its anti-ageing property.
In cooperation with a technical manufacturer, it will be laser-engraved to cut out highly precise dimensions.
The engraved surface will also be hydrophilic coated for sharp-edge printing so that a camera can read at 10mm square QR code.
The packaging is made of paulownia wood, a material that is highly airtight and suitable for storage to maintain proper internal humidity.
The box made of paulownia wood has been used in Japan since ancient times to store and preserve porcelain and art objects, and also means "inheritance". -
作品のリファレンスURL
https://www.takumayamazaki.com/anima /
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作品の映像URL
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://www.takumayamazaki.com/ / https://twitter.com/takuma_yamazaki / https://www.instagram.com/takuma_ymzk/
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プロフィール情報
2015年 多摩美術大学卒業
2016年 LEXUS DESIGN AWARD 受賞
2016年 ドイツ materialPREIS 研究部門 グランプリ賞
2018年 KOKUYO DESIGN AWARD グランプリ受賞
2018年 SHACHIHATA New Product Design Competition ファイナリスト
2020年 ドイツ iF DESIGN AWARD 受賞
2020年 韓国 K DESIGN AWARD 受賞 -
参加メンバー
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居住国
日本
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Anima Code
このQRコードの判子は、SNSの利用者がなくなった際のデータのあり方を問題とした提案。
ユーザーが投稿する言葉、見た景色の写真や動画は、個人を立体的にあらわしている。
触れることのできないデータに実体を与えることで、
自分の大切な人に、「小さなお墓」として渡し未来に継承することができる。
故人のオンラインデータを、QRコードに変換し、それをハンコの印面に彫刻することにより、
印影はデータアクセスの為のキーとして機能する。
データのアクセスにアナログの行為を介す。 押印という、身体的かつ情緒的な所作の意味について、考えを深めたプロダクト。
ユーザーが投稿する言葉、見た景色の写真や動画は、個人を立体的にあらわしている。
触れることのできないデータに実体を与えることで、
自分の大切な人に、「小さなお墓」として渡し未来に継承することができる。
故人のオンラインデータを、QRコードに変換し、それをハンコの印面に彫刻することにより、
印影はデータアクセスの為のキーとして機能する。
データのアクセスにアナログの行為を介す。 押印という、身体的かつ情緒的な所作の意味について、考えを深めたプロダクト。