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能登ヒバ楽器プロジェクト -ATENOTE-

フルタニランバー株式会社は創業100年を超える木材屋を営む背景から現在の日本国内の森林(里山)環境問題や外材流通事情などを注視し、これからの日本の未来を見据えて需要供給サイクルを正常化し林業や木材業界の 活性化を高めるべく、国産材の新たな活用、価値を再発掘していくための活動を行なっています。
ATENOTEは石川県の県木である能登ヒバを使用して様々なメーカーとのタイアップで楽器をつくり、“人”と“自然”をつなぐ地域材活性化プロジェクトです。
プロジェクト名は樹種の別名「アテ」と音楽用語で音調を意味し、また響きから能登も連想する「NOTE」を組み合わせATENOTE=アテの音と命名しました。
能登ヒバが有する耐湿、耐朽、芳香作用などの特性以外に音響特性に期待が高いこと、私たちの生活に身近で価値が持続するプロダクトの一つであり、元より自身が音楽好きであることから能登ヒバ楽器の製作にトライしこのプロジェクトがスタートし、今回のプロジェクトで選定した国産地域材である能登ヒバの素材特性の価値・可能性を見出す試みに様々な楽器メーカーがコラボレーションしています。
それぞれの楽器の作り手は能登ヒバという素材と向き合い、最高のポテンシャルを引き出すための探求を行い製作に挑んでいます。この試みには現代の木材の乾燥技術、成形技術など従来ではできなかったテクノロジーが介在し、作り手の製作技巧の拡張や新しい音楽表現を求めるプレイヤーにとっての新たな選択肢となるかもしれません。
この能登ヒバ楽器プロジェクトで生まれるまだリファレンスのない楽器の歴史を皆さんと築いていけることを望んでいます。

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