CREATIVES

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Border Clock S

未来の世界におけるアートについていつも考えている。

アートがより大衆化し、生活空間の中で親しまれる未来の世界を考えた時、作品はどのような形になっているだろう。

インターネットが生活を変え、高度に情報化された現代において、その可能性を担うのはやはりデジタルテクノロジーだ。

しかし、テクノロジーを駆使した作品の多くは、大規模はインスタレーションやモニターに映し出された映像であり、日常の空間からは乖離したものである。

本作は、未来のアートをつくる「デジタル」と我々が生きる物理世界を意味する「アナログ」の境界をテーマとした、生活空間の中で楽しむメディアアートである。

映像と実空間を隔てるモニターのフレームを敢えて作品の一部とし、日常にありふれる時計の機能を持たせた、実空間におけるデジタルアートの可能性を探求する作品である。

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