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作品タイトル(日本語)
繋がる本棚
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作品タイトル(英語)
Connecting Bookshelf
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制作物のコンセプトを記載してください。
本を介して人が、本が繋がっていく交換制の本棚が街や駅、カフェや空港など、世界の様々な場所にあったなら、行き交う人々の行動は、コミュニケーションはどう変わるのだろうか?というという問いへの答えを求めた実験的プロジェクト。同時に、人々の営みにおける新しい書店の形を試作、思索する作品。
主に、本棚設置場所を普段行き交う方々に本の寄贈を呼びかけ、本棚が埋まった時点から交換を開始する。繋がる本棚の利用者は、設置された本棚に並ぶ本の中から好きな本を選び、自身の持ってきた本と交換していく。交換の際には、置いていく本に「次に読む方への手紙」を挟むこと、交換の記録をデータベースに登録すること(WEB上で本と本、人と人との繋がり、連なりの見える化を実現するため)の2点を行う。「次に読む方への手紙」には名前(ニックネームでもOK)、本文を記載し、書き終えたら本に挟み、置いていく。
本棚に並ぶ本には、その本を置いて行った人からの「次に読む方への手紙」が挟まっており、それも含めて利用者は持ち帰る本を選ぶ。利用者はおのずと自身が持ち寄る本もその場所に合わせたものを選書する傾向があり、繋がる本棚は、設置された場所によって書籍のジャンルなどにその場所特有の偏りが生じる。
利用者は、繋がる本棚で交換し、持ち帰った本を読み終えたら、その本を同じ場所、もしくは他の場所の繋がる本棚に持ち寄り、再度他の本と交換していくことももちろん可能。その場合、一つの本に複数の人からの「次に読む方への手紙」が含まれるケースも。
現在までに繋がる本棚は3か所に設置(小売店、駅前大型デパート路面、商業施設内)。交換回数は100回以上。WEBサイトは現在開発中。 -
制作物のコンセプトを記載してください。(英語)
If there are exchangeable bookshelves that connect books to people in various parts of the world, such as towns, stations, cafes, and airports, how will the behavior of people passing by change their communication? An experimental project that sought the answer to the question.
The user selects a favorite book from the books lined up on the installed bookshelf and exchanges it for the book he brought. When exchanging, put a "letter to the next reader" in the book to be left, and register the exchange record in the database (books and books, connections between people, and a series of people can be seen on the WEB. To realize the conversion), do two points.
The books lined up on the bookshelf contain a "letter to the next reader" from the person who left the book, and the user chooses the book to take home. Users naturally tend to select books that they bring with them according to the location, and the bookshelves that are connected have a bias peculiar to the location, such as the genre of books, depending on the location where they are installed. -
作品の素材・仕様
場所に応じて、400冊程が収まる本棚や、200冊程が収まる棚を利用し、場所に応じた繋がる本棚を作成、設置。「次に読む方への手紙」用カードもその場所に応じて、ポストカードサイズの紙や、栞の形のものなどを作成、利用。交換の記録システムはWEBベースのシステムを構築。
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作品の素材・仕様(英語)
Depending on the location, use a bookshelf that can hold about 400 books or a shelf that can hold about 200 books, and create and install a connected bookshelf according to the location. Depending on the location, we create and use postcard-sized paper or bookmark-shaped cards for "letter to the next reader." The exchange recording system is a WEB-based system.
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作品のリファレンスURL
https://shibuya-qws.com/project/Tsunagaru-Hondana-from-JIYUCHO
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作品の映像URL
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公式サイト、もしくはSNSのURL
https://www.instagram.com/stories/highlights/17885475883901875/
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特別賞のテーマにどう作品が関連しているか説明文を記載
私たちの作品「繋がる本棚」が様々な場所や地域に実装された世界では、人々は住う場所、過ごす場所に対してより安心感を抱き、本を介して互いに他者を思いやることが日常生活の中で本を介して、もしくは手書きの言葉たちを介して、はたまたWEBサービスで閲覧する本や他社との繋がりを通じて体感する時間があると考えます。そしてこれらの時間の中心にあるのは、誰かによって読まれた=一度使用された書籍たちの存在であり、購買とは異なる、交換、リユース、リサイクルが当然のように、「社会を良くするため」という意識すら必要なく、当たり前に、楽しく面白く生活の中で実践されている状態であるとも言えるのではないでしょうか。社会やくらしをより良くする仕掛けが、作品が、手書きの「次に読む方への手紙」というアナログ性、本や人との繋がりをWEBサービスを通じて感じることのできるデジタル性という二つの面から構築されうるという点も含め、本特別賞の趣旨と本作品は強く共鳴していると感じました。
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Connecting Bookshelf/繋がる本棚
本を介して人が、本が繋がっていく交換制の本棚が街や駅、カフェや空港など、世界の様々な場所にあったなら、行き交う人々の行動は、コミュニケーションはどう変わるのだろうか?というという問いへの答えを求めた実験的プロジェクト。
利用者は設置された本棚に並ぶ本の中から好きな本を選び、自身の持ってきた本と交換していく。交換の際には、置いていく本に「次読む方への手紙」を挟むこと、交換の記録をデータベースに登録すること(WEB上で本と本、人と人との繋がり、連なりの見える化を実現するため)の2点を行う。
本棚に並ぶ本には、その本を置いて行った人からの「次読む方への手紙」が挟まっており、それも含めて利用者は持ち帰る本を選ぶ。利用者はおのずと自身が持ち寄る本もその場所に合わせたものを選書する傾向があり、繋がる本棚は、設置された場所によって書籍のジャンルなどにその場所特有の偏りが生じる。
利用者は設置された本棚に並ぶ本の中から好きな本を選び、自身の持ってきた本と交換していく。交換の際には、置いていく本に「次読む方への手紙」を挟むこと、交換の記録をデータベースに登録すること(WEB上で本と本、人と人との繋がり、連なりの見える化を実現するため)の2点を行う。
本棚に並ぶ本には、その本を置いて行った人からの「次読む方への手紙」が挟まっており、それも含めて利用者は持ち帰る本を選ぶ。利用者はおのずと自身が持ち寄る本もその場所に合わせたものを選書する傾向があり、繋がる本棚は、設置された場所によって書籍のジャンルなどにその場所特有の偏りが生じる。