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海水浴場における津波警報表示ブイ POP UP TSUNAMI ALERT BUOY

【コンセプト】
東日本大震災では、健常者に比べ、聴覚障がい者の死亡率は2倍。
防災無線が聞こえず、逃げ遅れた方もいたそうです。
音声による情報だけでは、命の危険が高まる方もいるのです。

波の音、風の音のある海水浴場。
聴覚障がい者だけでなくとも、音による情報伝達の難しい場所で、津波の警報を知らせる製品を考えました。


【仕掛け】
通常はブイの形になっており、遊泳区画を示すブイの間に設置します。
ブイの中には仕掛けが入っています。
●津波警報受信装置|津波警報を電波で受信し、ブイを作動させます。
●ブイ|受信装置の信号により、ロックが外れ、上下のパーツに分かれます。
●炭酸ガスボンベ|受信装置の信号により、エアを放出し、チューブを膨らませます。
●チューブ|エアによりふくらみ、サインの柱となります
●サイン|津波の危険を示す文字とイラストが描かれています。

仕組みは、膨張式救命いかだや、膨張式救命胴衣の応用です。


【その他】
武蔵野美術大学造形学部通信教育課程2020年度の卒業制作(優秀賞受賞)をリデザインした作品です。

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