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応募プロジェクト・アイデアのタイトル(日英併記)
商品開発を通した遠い国への正しい援助 Right Support to Distant Countries through Product Development
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応募プロジェクト・アイデアの紹介動画URL(5分以内)
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応募プロジェクト・アイデアの詳細説明(日英併記)
中高生へ向けて社会貢献活動(ソーシャルアクション:SA)について発信しようと、このプロジェクトを始めた。私たちは、SAを「社会に自分がどう貢献するかを考え、行動に移すこと」と定義している。SAにハードルを感じ、すごいことはできないと断念している中高生が多くいると感じる。そこで、着目したキーワードは「きっかけ」だ。ハードルを下げ、行動に移すきっかけを提供することができれば、中高生によるSAへの行動意識は高まると考えた。
きっかけを提供するツールとして、身近なイヤリングや栞を開発することを決めた。そして、学校のOBの力を借り、ケニアの伝統的な布である「キテンゲ」の余り布をいただき、商品開発を進めた。 現在は、スマホストラップ、ワークショップで作れるキーホルダーなど合計8つの商品を制作した。
これらの商品を社会貢献に繋げるために商品の売り上げの70%をOBが働いているケニアのストリートチルドレンの職業訓練校に寄付している。寄付先のOBに今のケニアの現状を教えてもらい、自分たちで寄付する形を決める。前回の寄付では、個人に合わせて学習ができるように、約4万円分のタブレット5台を職業訓練校に導入した。また、算数の必須単元を学習できるように15個のコンパスセットも寄付した。寄付が透明化されていることで、中高生達が貢献した満足感を得られるようになっていることも活動の魅力の一つだ。
We started this project on Social Action (SA) with teens and target audience. We defined SA as “thinking and acting on how one can contribute to society” We feel that many people see SA as difficult and give up on it.
We focused on the keyword “chance". We believe that if we can provide young people with an opportunity to take action, their attention to SA will change in a good way. We made familiar products such as earrings and bookmarks as tools to provide chance. Our alumni bring off cutoff of “KITENGE”, a traditional cloth, from Kenya to Japan twice a year. Using this cutoff, we have created a total of eight products.
To contribute to society, 70% of the proceeds from the sales of these products are donated to a vocational school for street children in Kenya, where our alumni work. The appeal of this project is that the process is transparent because of the alumni to whom the donations are made. -
審査のポイントである3つのP(for People, for Planet, for Profit)について、あなたのプロジェクトや活動ではどのような取り組みをしていますか?
私たちの取り組みでは、ケニアの伝統布「キテンゲ」の余り布を活用して商品を制作している。その商品を用いて日本の中高生にストリートチルドレン問題について発信し、売上をケニアの職業訓練校に寄付している。このような取り組みは、類似するものがなく、クリエイティブである。また、余り布を活用している点で、サーキュラーエコノミーへの洞察がある。さらに、余り布を活用することによって、資源循環を行い、ワークショップや商品販売の際に、余り布を使用していることを中高生に伝えることで、行動を変えるきっかけとなっている。そして、この活動を通して、資源の再活用を行い、ケニアのストリートチルドレンへ教育支援を行うことで、循環型経済を目指す社会や企業の課題に解決策を示している。
私たちは、ケニアの伝統布「キテンゲ」の余り布を使い、ポーチ、イヤリング、キーホルダー、ランチョンマットなどの商品を制作している。この商品を通して、日本の中高生にケニアのストリートチルドレン問題について知ってもらうことを目指している。商品の売上はケニアの職業訓練校に寄付され、そこで基礎学力を学びながら将来の自立を目指すストリートチルドレンたちの支援に役立てている。
商品は、中高生を対象に文化祭や地域のイベントやエシカルマーケット、ワークショップなど、幅広い場で販売している。特にワークショップでは、キテンゲの余り布を使った商品の制作体験を提供し、材料の背景や循環型経済(サーキュラーエコノミー)の考え方を学べる機会も設けている。これにより、参加者が資源の再利用について深く理解し、日常生活での行動変化にもつながるきっかけを提供している。
この活動は、単に商品の販売だけでなく、ケニアの教育支援と環境保護という2つの視点から社会に貢献するものだ。ケニアの子どもたちに基礎学力を身につける機会を提供しつつ、廃材の活用によって持続可能な社会の実現にも寄与している。また、こうした活動は革新的で、現代社会や企業が直面する課題の具体的な解決策の一つともいえる。
We use surplus fabric from Kenya’s traditional “kitenge” cloth to create handmade items such as pouches, earrings, keychains, and placemats. Through these products, we aim to raise awareness among Japanese middle and high school students about the issues faced by street children in Kenya. Proceeds from sales are donated to a vocational training school in Kenya, which supports street children in gaining basic academic skills essential for self-sufficiency.
Our products are sold not only in schools to reach students directly but also at local events, ethical markets, and through various workshops. In particular, workshops offer participants a hands-on experience, where they can create their own kitenge-based items and learn about the material’s background and the principles of a circular economy. By doing so, we help participants deepen their understanding of resource reuse and inspire them to make small changes in their own lives to conserve resources.
This initiative is more than just selling products. It combines support for education in Kenya with environmental awareness, contributing to society on two fronts. By giving Kenyan children, the opportunity to build foundational skills, while also emphasizing the value of repurposing materials, we are promoting a more sustainable society. Furthermore, our work provides an innovative approach to addressing pressing social and environmental issues, offering practical solutions for companies and communities committed to achieving a more sustainable future. -
キーワード
#Students #Streetchildren #Kenya
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応募プロジェクト・アイデアのWebサイトがありましたら、URLをご記入ください。
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応募プロジェクト・アイデアのSNSアカウントがありましたら、URLをご記入ください。
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【特別賞】「自然が新たな循環を生み出す力」あなたの取り組みは、どのようにして自然が廃棄物を貴重な資源に変換する能力を高めたり、あるいは支えたりしていますか?あなたの取り組みは、どのようにしてネイチャーポジティブな手法を取り入れ、従来の産業慣習を変革させていますか?(日英併記)
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【特別賞】「エコシステムの再生」あなたの取り組みは、どのようにして人々にインスピレーションを与え、エコシステムの回復と安定化に貢献していますか?(日英併記)
私たちは、本来捨てられてしまう余り布を活用した商品を作り、限りある資源を無駄遣いしないことで、エコシステムの再生に貢献している。アフリカ布ブランドRAHA KENYAに提供していただいたキテンゲ布のハギレで廃棄物を削減するアップサイクル商品を開発し、このプロセスをSNSや商品販売、ワークショップを通じて発信している。このことで、他の人々にもエコフレンドリーな選択を促し、行動を起こすインスピレーションを与えている。
さらに、私たちの活動を通じて得た資源の再活用は、ケニアのストリートチルドレンへの教育支援にもつながる。具体的には、商品を販売した売り上げをケニア、エルドレッドの職業訓練校の一般教養の学習のために合計約 7 万円寄付した。その寄付によって、タブレットや算数文具セットなどを購入していただき、生徒の教養レベルの差に対応した教材を使用した授業ができているという報告を受けている。
以上の通り、環境のエコシステムの再生だけでなく、社会全体が相互に連携し合うエコシステムの構築を目指している。私たちの取り組みは、持続可能な未来を創造するための第一歩である。
Our initiative contributes to the restoration of ecosystems by creating products from leftover fabric, minimizing waste and utilizing limited resources. Specifically, we focus on upcycling African Kitenge fabric scraps provided by African fabric brand “RAHA KENYA” to develop eco-friendly products. By promoting this process through social media, selling products, and workshops, we inspire others to make environmentally conscious choices and take action.
Additionally, the resources we generate support educational initiatives for street children in Kenya.
Specifically, we donated a total of approximately 70,000 yen from the proceeds of product sales to a vocational training school in Eldoret, Kenya, for general education studies. The donation has resulted in the purchase of tablets, math stationery sets, and other items, and we have received reports that the school has been able to provide classes with teaching materials that correspond to the different levels of education of the students.
Therefore, our project not only helps restore the environmental ecosystem but also fosters a societal ecosystem where individuals collaborate and support each other. We are certain that our efforts serve as a vital step toward a sustainable future. -
【特別賞】 「教育とストーリーテリング」あなたの取り組みは、複雑なバイオエコノミーの概念をどのようにしてわかりやすく、そして魅力的にしていますか?(日英併記)
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Daisy Days for Kenya
私たちは、ケニアのストリートチルドレン問題の啓発のため、商品開発を通した情報発信を行っています。伝統的なアフリカ布「キテンゲ」の余り布を使用し、廃棄ゼロを目指した、利益の7割を寄付する寄付つき商品の制作・販売を行っています。私たちの商品は社会貢献の、課題を「知る」というはじめの一歩を提供し、行動を取るきっかけとなります。
Our mission is to raise awareness and support for street children in Kenya by selling ethically created items made from African kitenge fabric scraps.
With our appealing products, we provide the “first step” towards social contribution by familiarizing the street children problem and empowering individuals, especially Japanese teenagers to take action.
Our mission is to raise awareness and support for street children in Kenya by selling ethically created items made from African kitenge fabric scraps.
With our appealing products, we provide the “first step” towards social contribution by familiarizing the street children problem and empowering individuals, especially Japanese teenagers to take action.