CREATIVES

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The “Drawing Machine” : In my “Roots”

Others
人が描く線にはその人の全てが宿っていると信じている。

時は一瞬一瞬に消え、一瞬一瞬に生まれる。それらは繋がっているわけではないが、そのような瞬間は間違いなく続いている。

非連続の連続。

人間の「生」は個人で完結するものではなく、先祖から受け継がれ、子孫へと引き継がれていく。先祖が生きた時代の文化・伝統・記憶の継承。先祖の「生」に影響を及ぼすもの。家族や環境、自然、経験したモノ・コト。そして更に遡ると、生命の誕生や星々の誕生、そして宇宙の誕生へと悠久の時が繋がっている。

それら一瞬の繋がり、非連続の連続がわたしの中を巡り、それらが線としてあらわれる。

Drawing Machineや筆を自作することは、上記の感覚に帰属している。わたしが受け継いだ「一瞬のつながり」とわたしが生きる「いまこの瞬間のつながり」から力を借りて、「生」という名の線を描き続けている。
いまを生きる人間として在り続けるために、いまを生きるわたしだからこそ描くことができる線をDrawing Machineを使って引き続けたい。

その瞬間の繋がりから生まれた線こそが、わたしが人間として生きた証となる。

そしてわたし自身もまた、やがては受け継がれていく存在であり、わたしの描いた線はわたしがこの世界から消えてなくなった後も形を変えながら残り続け、描かれ続ける。


本作はDrawing Machineとそれによって描かれる線から人間の根源を辿る試み。これからの人間の生き方、在り方を考える場を創出したい。

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