名古屋市内で廃棄寸前だったアップライトピアノに
触れる人の脈拍を移し、再生 (Revivify) する作品。
鍵盤の上にともる赤い光にそっと指をかざすと、
検出した脈波がリズムをもった音、そして音楽として立ち上がる。
鑑賞者はさらに、譜面台に置かれた「言葉の楽譜」(日/英/点字)に導かれ、
ペダルを踏んで自動演奏を助けること、そして鍵盤を押して共に音を奏でることをうながされる。
深呼吸をして、自身の脈拍、空間に満ちる環境音に耳を澄ませながら、
その場、そのときと響きあう響きを見つけていく——
楽器の従来のメカニクスを残したまま自動演奏装置を組み込むことで、
機械と人間の演奏がひとつの楽器の中で共存する。
* 2019年より段階的に開発を進めてきたシリーズ。写真は前作「Hacked piano : Revivify 52328」。使用するピアノの製造番号をタイトルに含めている。
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SUN, JAN 18, 2026 Updated