割れてしまった焼き物の欠片を利用したピアスです。釉薬の欠けや厚み、丸みは様々で、全て一点ものです。
左右同じではないですが、大きさや形が似ているものでペアを作っています。器のふちの丸みが耳の形にうまく沿い、
器であった時の跡が、他では見つけられない、面白くもやさしい形を生み出しています。
土から器ができ、それが割れて欠片になり、今度はジュエリーになる。旅人のように、新たな場所にうつっては形を変え、また新たな場所へと渡っていく。リサイクル、リプロダクトの視点も作品に織り込んでいます。
今回の作品たちのルーツは益子です。派手な柄はないけれども、素朴で温かみのある質感や色が特徴的です。
益子焼の温かみ、偶然できた形の面白さを楽しんでほしいです。
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TUE, MAY 15, 2018 Updated