文章言語を持たない絵画を読み解く時、そこには鑑賞者と絵画の観念のやりとりが生まれている。
東内は自身の絵画について、人間が抱く基本的感情を「ただそこに在るだけのもの」であるとし、全てを受け入れる器として描いている。
これらの絵画によって、絵画と鑑賞者間にある空間をよりニュートラルな状態へと変換させ、その身体も時間も感情も全てはただ今ここに在るだけだということを指し示す。
multiverseシリーズでは、多元宇宙論から着想を得ており、細い線で紡がれた像により個の強さを描く。
ドローイング群は1,940×1,620mm(F130号キャンバス)に向けたドローイング群である。
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WED, AUG 15, 2018 Updated