CREATIVES

  • 187

ニキビの味方と、世界旅と、おしゃれと。

Others
このマスクには、主に三つのポイントがあります。
『一つ目』 ニキビに優しい
私自身とてもニキビに苦しめられています。最近はコロナのために、マスクをつけなければいけないことがとても多く、何度かつけましたが、つけた後は必ずニキビが新しく何個も何個もできてしまいました。なので、わたしにとってマスクは敵でした。そこで今回はどうしても付けなくてはならない時にどうすればニキビに苦しまずにマスクをつけることができるのかをテーマに置いて考えてみました。
まず、なぜ、マスクをするとニキビが増えてしまうのかというと、二つ主な理由があります。一つ目は、マスクをしている=常に肌に刺激を与え続けている状態だということです。とくに不織布の使い捨てマスクの場合は、とても摩擦が激しいのでニキビが増加しやすくなります。二つ目は、マスクによる蒸れです。長時間マスクをしていると、どうしても口とマスクの間の空間が蒸れてしまいます。蒸れことで、湿度が上がり、ニキビの要因であるアクネ菌が活動しやすい環境になり、ニキビが出来やすい状況が作られてしまいます。

そこで、私が考えたのは、肌に優しい素材を使い、かつ何度も繰り返し交換ができるマスクです。
マスクがニキビの敵である理由になってしまった二つのことを防ぐため、通気性と、肌への摩擦を減らすことを重要視し、素材を選びました。
また、長時間同じマスクをつけていると、蒸れやすいし、清潔ではないので、1日のうちに何度も付け替えることのできるマスクを考案しました。マスクの耳にかける部分と、口に直接当たる表面の部分を分けることができるので、表面のパーツを何枚か持ち歩くことで、一日のなかで表面だけ交換し、マスクを清潔に保つことができます。
『二つ目』 使い捨てをやめてポイ捨てを減らす
最近では、マスクを毎日する人が多く見られるようになりました。みなさんがよく使っているのは、不織布の使い捨てマスクです。日本国民が1日ごとにマスクを捨てたら、1日で何枚のマスクが捨てられるのでしょうか。そのマスクを使い捨てではなく、繰り返し使えるものにしたら、どれほどのゴミが減るのでしょうか。
わたしは、先日長瀞をおとずれた時に、マスクがポイ捨てされている現場を目の当たりにしました。さらに、そのマスクは観光地の道案内をするための看板にかけられていました。
とてもひどい光景でした。それをみてショックを受けたわたしは、マスクを繰り返し使えるものにする必要性を強く感じました。
日本では多くの使い捨てマスクが販売されていますが、私はその経験から布マスクを考案しようと考えました。
『三つ目』 日常に世界旅を
日本人、特に都会に住む人々はとても忙しいです。毎日の生活に追われていて、ゆっくり旅する時間もない。なにか新しいことを学んだりする時間もない。それはとても悲しいことだと思います。
先日、アフリカのイミゴンゴという伝統工芸品を使った商品を販売している方に会いました。わたしはその作品にとても惹きつけられました。シンプルでシックなデザインで、素敵なアートでしたが、私はそのような海外のアートに触れるのは初めてでした。このように、世界にはもっと素敵なものがあるのに、気づくことができないのはもったいないことです。そこで、毎日つけるマスクというものに、世界の文化を取り入れたら面白いんじゃないかと考えました。まだまだ知られていないけど、素敵な世界の伝統柄がある。そのアートの背景知識とともに届けられたら素敵だろうなと考えました!また、いろんな国の柄を販売することで、交換するたびにその国のことを考えることができるし、日常で世界を旅しているような気分になれるんじゃないかと思います!

『四つ目』 せっかくならお洒落も個性も
毎日つけるマスクですが、ほとんどの人が同じようなマスクをつけています。せっかくならそのマスクでおしゃれを楽しみたい、個性を出したい。そういう人も増えてきています。白のマスクに柄をつけることで、ほかの人とは違うユニークなマスクになり、他の人とすこし差をつけることができます。また、耳の部分と、口の表面部分をカスタマイズできるのでら自分だけのマスクを作ることができます!

Back