FLEXIBLE ↻ AWARDS
ファイナリストによるグループ展を開催！
FLEXIBLE ↻ AWARDSの一次審査を通過した5名のファイナリストによるグループ展を開催します。
本アワードでは、「FLEX（変化に適応するしなやかさ）」と「ABLE（未来を切り開く可能性）」が融合する創造的な作品を形式・ジャンル問わずに募集し、約1ヶ月の応募期間で多様な作品が約70点エントリーされました。
しなやかで、未来への可能性に満ちた、暮らしをより豊かにするフレキシブルな作品を、ぜひ見にいらしてください！
展示概要
会期
2025年 7月 27日 (日) ~ 8月 6日 (水)
平日：9:00~17:30 / 休日：10:00~15:00 ※8/3(日)休館
場所
山田商会本社1階ショールーム 1Day Reform Lab 名古屋店
（愛知県名古屋市熱田区桜田町19-21）
アクセス
JR金山駅より徒歩約10分
※お車でお越しの際は、近隣のコインパーキングに駐車ください。
入場料
無料
主催 / 協力
主催 ： 株式会社山田商会
協力 ： 株式会社ロフトワーク
ファイナリスト作品
no. 12 曲がりを摘む
作品URL：https://awrd.com/creatives/det...
曲がりを摘むは植物の形状の"曲がり"そのものを機能と見立ててライトの支柱とするデスクライトです。徐々に枯れていく曲がりは取り替えることができます。夜間の読書灯程度の明かりを灯すことができますので、寝室やダイニングなどでご活用ください。
ミッドセンチュリーに台頭した機能性に重きをおいたモダンデザインの潮流に、もし感性が組み込まれたデザインのあり方があったなら生活や営みは変わっただろうか？あり得たかもしれないデザインの潮流を生み出し、今一度プロダクトを通じて問いてみたい。
作家：Metalium llc.
Metalium llc.は日用品と非日用品を作る制作スタジオです。
日々の生活の代謝から生まれる日用品と、特注のデバイスや展示システムなどの非日用品を制作します。
no.13 SAND PRODUCT 『OUTLINE』
作品URL：https://awrd.com/creatives/det...
今回私たちが着目したのは航空機や自動車などの金属部品の中空部を形成する際に用いられる砂型成型技術と中子型です。この砂型は製造工程中に黒砂となり、使用後は廃棄され、消費者の目に触れることはありません。その砂型成型の技術と砂という素材に新たな価値を与えられないかと考えこのプロジェクトが始まりました。
砂型を砂という素材と技術として見直すことで、既存技術の再構築や新しい砂の活用方法を検討し、普段当たり前に存在する砂の魅力を伝えるプロダクトです。
作家：PULSE
「PULSE（パルス）」は直線的な流れに対し、新たな脈動を起こすデザインユニットです。 急速に発展する時代において、私たちは一度立ち止まり、モノづくりの本質的な価値を見直すことが重要だと考えます。 静かでありながらも力強い脈動が大きな波動と化し、既存の枠組みを超えた新たなデザインの可能性を探ります。
no. 23 bio～菌糸と火山灰による壁面のデザイン～
作品URL：https://awrd.com/creatives/det...
鹿児島県で古くから厄介者とされてきた桜島の火山灰。私たちは、火山灰をデザインとして利用するため、同じく自然素材である菌糸と混ぜ、成長する壁面を考えた。黒い火山灰が持つ質感や色合いと、成長するにつれ白くなる菌糸を組み合わせた。地域資源の有効活用という持続可能性を持つ、これからの壁面のデザインを提案する。
作家：齋藤巧・石澤航 ／ 九州大学大学院人間環境学府末光・出水研究室
私たちは自然素材を用いた建築材料の研究とそれを用いた設計を行っている。特に菌糸体や火山灰など、従来建材とされていなかった自然素材に着目し、それらを活用する可能性を研究している。
齋藤巧
2001 広島県廿日市市生まれ
2025 九州大学大学院人間環境学府 末光・出水研究室
石澤航
2002 鹿児島県鹿児島市生まれ
2025 九州大学大学院人間環境学府 末光・出水研究室
no.50 CAN CELL
作品URL：https://awrd.com/creatives/det...
レジャーから災害時までを想定した一人用の最小テント。NASA開発のアルミ蒸着フィルムを使用し、金面（熱吸収）と銀面（熱反射）をリバーシブルに組み替えることで、気候に応じて快適な環境を提供します。骨組みをなくし、ソーラーバッテリー＋ファンで自立送風することで超軽量・省スペース化を実現。半透過素材による開放感と、外から見えないプライバシー性を両立し、カプセルホテルや宇宙船、常備薬から着想を得た「最小単位の居場所」です。折りたたみ可能で重量は500g程度、非常用持ち出し袋にも収納可能です。
作家：ta_rabo
新素材や特殊技術など科学的な面白さを起点にアートとデザインの実装をおこなっています。
道具を通じて日常のものの見方や考え方を変えることを目指し、マテリアルデザインについて研究しています。
no. 59 mimiz
作品URL：https://awrd.com/creatives/det...
タイルの溝にはめ込んだホースが、掛ける・置く・挟むといった家具の動作を担う。
本来の用途ではない使い方であるにも関わらず強度やカスタム性などの家具として機能する新しい価値を常に手を動かしながら考え見出した。
ホースの用途を再解釈することで、素材の既成概念を問い直し、認識の変化を促す設計を行った。
作家：井上 知高 / 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科インテリアデザインコース4年
2004年 福岡県生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インテリアデザインコース4年在学。
正しくないのに成立してしまう素材と動作の関係に潜む、曖昧な現実性を家具通じて探っています。
