STATEMENT
時に他者に物事をわかりやすく共有するために存在し、時には感情を揺さぶるアートとして存在している。
イラストレーションが伝えるものは単に絵としてのビジュアルだけではありません。感情や情景、空気感といったものまで纏い、それを他者に伝えようとします。
近年では手法やジャンルも多岐にわたり、表現の多様性は今なお増え続けています。
そんなイラストレーションが2次元という壁を破り、どこまでも自由な3次元空間を得た時、何が生まれてくるのでしょうか?イラストレーションの歴史に新たな選択肢としてXRが加わった時、イラストレーションはどう変化していくのでしょうか?
NEWVIEW CYPHER #Illustrationでは、3次元空間で展開されるイラストレーションの可能性の芽を探し、これまでの概念に縛られない様々な手法でアプローチした作品がうまれる場になることを目指します。
募集対象はプロのイラストレーターだけではありません。年齢も性別も関係なく、誰でも新しい挑戦が可能です。そしてそこには、正解はなく、間違いもありません。子どもから大人まで、すべての絵を描くひとに開かれた場でありたいと思います。
イラストレーション × xR。ここからまた新たなイラストレーションのムーブメントが巻き起こることを期待しています。「絵を描く」という長い歴史を持つ行為/概念がxRによってどのようにアップデートされるのか。それを一緒に探求していきましょう。
WHAT WE DO ?
NEWVIEW CYPHER #Illustrationでは、二次元のイラストレーションを素材にしてAR作品を作り上げていきます。イラストを立体的に配置して空間を創り出すことも一つの表現手法ですし、手書きのアニメーションをクロマキー処理で現実の風景に重ね合わせることもできるでしょう。きっとまだまだ表現のアイデアが無限に眠っているはずであり、それを掘り起こしていきます。
私たちは参加者全員でイラストレーション × xRの未来を作っていきたいと考えています。正解を決める場でも競争する場でもなく、純粋に表現の研究/探求を行う場。それがNEWVIEW CYPHER #Illustrationが目指す姿です。
JOIN US !!!
NEWVIEW CYPHER #Illustrationは、“絵を描くことが大好きなすべての人”たちに開かれた場でありたいと思っています。参加条件はイラストを書いていることと、それを3次元に展開する好奇心を持つことです。手書きかデジタルかも問いません。
イラストをAR作品にする方法はワークショップやミートアップで解説していきますので、3Dの知識は全くなくても問題ありません。イラストを描くスキルさえあれば、UnityやBlenderなどの3Dソフトを扱えなくても大丈夫です。
コラボレーションアーティストの作品を見て「自分も作りたい」と思った方は、ぜひNEWVIEW CYPHER #Illustrationに参加してみてください。
COLLABORATION ARTIST
wataboku / デジタルアーティスト
日本人デジタルアーティスト。架空のキャラクターSAIを使った作品をソーシャルメディアで展開し国内外から反響を得ている。2016年末に初の個展を表参道ROCKETにて開催し、国内各地での展示に加え、上海・ジャカルタでも個展を開催した。2017年から翌年にかけてアジアツアーを敢行。日本国大使館(Japan Creative Center)をはじめアジア4都市で個展を開催し数千人の来場者数を記録。イラスト・アートディレクション・キャラクターデザイン・コンセプトアート等多岐に渡って活動している。
website : https://www.wataboku.com/
Instagram : https://www.instagram.com/wataboku__/
Twitter : https://twitter.com/wataboku_
塚本穴骨/イラストレーター
2015年からTwitterにて活動開始。
無意識や夢などの内なるものとキャラクターに関心を持つ。
CG制作の中でテクスチャによる偶然性を活かしながらさまざまな質感や色彩でキャラクターの持つ内面のデリケートさを表現している。
Twitter :https://twitter.com/DOnut_bone
NEWVIEW COLLABORATOR
NEWVIEW COLLABORATORは、NEWVIEW AWARDの過去受賞者たちから選出された特別な存在です。
NEWVIEW COLLABORATORはSTYLYでの作品制作の先駆者であり、様々なノウハウを持っています。参考作品の作成、作品作りのTipsの共有などなど、様々な形でプレイヤーの創作活動をサポートします。
もしかしたら、NEWVIEW COLLABORATORがNEWVIEW CYPHERのイベントに参加し、直接作品作りのテクニックを共有してくれるかもしれません。
えもこ / バーチャルYouTuber /バーチャル美術家
2018年4月
仮想世界で生まれる / YouTubeチャンネルを開設
2018年5月
バーチャル空間でVRライブペイントを始める
2018年6月
誰でも無料で利用できるバーチャル美術館「VMuseum」をVRChatに建設する
2018年7月
広島の厳島神社でARペインティングを行う
2018年8月
VRアカデミアの美術史教師に就任 / YouTubeのチャンネル登録者数1000人達成 / 「Emoco's First Private Exhibition」をSTYLYで開催
小江華あき / バーチャルYouTuber/VR漫画家
2018年4月27日 誕生 2018年5月 バーチャルYouTuberとして活動開始 2018年7月 バーチャル学園VRおえかき部部長就任 2018年10月 STYLYオウンドメディアにてVR漫画連載 2019年5月 VR Manga WorldをVRChatで公開 2019年8月 VRAA01 xRArchi賞受賞 2019年9月 A.I.Channel公開のMV制作協力(+MV体験型VR漫画をSTYLYで公開)
COLLABORATION WORKS
『沈 / 憶』 / wataboku
自身の作品の軸であるキャラクター“SAI”の世界観をAR空間で再現しました。空間における壁・床・机・椅子は全て平面で構成されています。教室という同世代が集団で閉じ込められた空間の息苦しさや関係性をイメージしています。
『春と修羅・序』 / 塚本穴骨
私たちの身の周りには、さまざまな「見えないもの」があります。 ミクロの世界の小さなもの、霊的なもの。一番身近な、自分自身の中身。 宮沢賢治の詩が持つ、幻想の感覚・心の動きの現象を表現すると共に、 「見えないもの」をARを通して「見える」ようにした作品です。 肉眼では不可視な結晶や分子、幽霊を散りばめられた空間を覗き込み 「自分自身」をモチーフにした人物とARを通して見つめ合ってみて下さい。