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100年の世界で、やさしさを見つける。
経年美化、という言葉がある。 物質は年月の経過と共に色褪せ、朽ちていくが、中には歳を重ねるほどに新たな美しさが見えてくるものがある。例えばペルシャ絨毯は踏まれるほどに色味が増し、購入してから50~100年が最適な色合いと言われる。時間が経たないと見えてこない物事がある。直近の報酬を期待しない遥かなビジョンだけが醸すことができる、恵み豊かな土壌がある。その作物の恵みを、今僕らは受け取っている。 世界
2020/12/16(水)
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やさしさはソウゾウリョク。自在であること。音楽があること。何もしないをすること。永原真夏さん×工藤シンクさん。やさしさ対談。
”やさしさは見えない翼ね”とは『風の谷のナウシカ』の歌詞の一説。空の高いところまで飛んでいき見下ろせば、人も牛も桜も小さな点。もっと高くから見下ろせば、大地に引かれた線も消えて、水晶玉のような綺麗な球体がそこにあるだけ。 ”分ける”ことを文明の進歩と言ってきた僕らは今、前に進みながらも、分けられる前の場所に戻りたがっているように見える。数字の損得勘定じゃなくて、文化として引きずり倒されてきた社会規
2020/10/27(火)
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自分だけの生き方を実装するための創造力、誰もがクリエイションできる世界へ。川島大地さん×小森勇太さん。やさしさ対談。
”因縁”という仏教の言葉がある。これは”すべての物事には原因がありますよ”ということ。 ”因”は直接的な原因、”縁”は間接的な原因のことを指す。例えば、今のあなたという人間は両親から生まれた(直接的な原因)だけでは成り立たない。色々な人との出会い(間接的な原因)を経て今ここにいるはずだ。 因は想像力、縁は創造力なのかもしれない。考えて、形にする、そうやって今がある。 今回のテーマである”やさしさ
2020/10/27(火)
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やさしさは筋肉であり、結果論。 ”好き”を広げる2人のクリエーターのやさしさ論。小国士朗さん×古谷知華さん。やさしさ対談。
やさしさの正体を暴くことに、きっと大した意味はない。 でも、自分にとってのやさしさ、あなたにとってのやさしさ、地球にとってのやさしさ、いろんなものやことのやさしさを想像してみること、創造してみることにはきっと、意味がある。 なぜなら、僕らの祖先たちはそうやって月にウサギを浮かべ、二股のソケットを作り、ソーラーパネルを開発してきたのだから。そしてこれからの未来もそうやってつくりあげていくのだと思うか
2020/10/22(木)