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魔女の歌

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「魔女の歌」の詩を英訳手書き文字とイラスト

poem「魔女の歌」
春風が吹くと
魔女に会えると
教えてくれた友達
魔女って本当にいるの
いるよ
だってわたしのお母さん
魔女よ
うそばっかり
ほんとだよ
空を飛ぶなんて
とても簡単
いつか
大きな月の夜のこと
わたしたち窓から
月を眺めていたら
春のアリゾナの
砂地に立っていた
何も無い砂地に
立って月を見ていた
ひとつだけ見つけた
乾いた草を摘んで
すぐに帰ってきたのよ
もって帰ったその草は
嗅いだことの無い
暖かい匂い
魔女は
その草を
ビンの中に
大切に 仕舞っていた
そんなに大事なの?
って聞いたら
あなたの次にね、って
それは
わたしのビジョンなの
って言ってた
どういう意味か
よくわからない
魔女は
もう何処かに行ったきり
帰ってこないから
聞くことは
出来ないの

そう教えてくれた
友達は
いつも秘密を分け合った
秘密は一人では
作れない
それを隠しあう
誰かがいると
秘密が生まれる
同じ秘密なら
大きな秘密がいい
人間の話はうんざり
あなたも魔女だったの?
いつも
どこからともなく
傍に来てくれたね
地面に書いた魔法の言葉
もう一度教えて
秘密を持つということはね
世界中の宝物を
手に入れているようなことだよ
そう教えてくれた
もういない友達
もう一度
魔女の話を
話してよ
春風に飛ぶ魔女の話
いたずらして歩く
小さな魔女の話
いやなやつを懲らしめて
意地悪三昧
素敵な魔女の話
話してよ
魔女の帽子の裏側に
書かれた魔法の歌
せっかく覚えたあの歌
どうしても
思い出せないの
悲しさを消してしまう
不思議なあの歌
一緒に歌ってよ
そして
もう一度
秘密を持たせてよ

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