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ASO-DEKASUGI GUARDRAIL Project

 日本の各地に樹齢70年のスギの巨木が未活用のまま無数に眠っています。これらのスギたちは建築材にするにはデカすぎて効率が悪く、地球温暖化対策につながる炭素吸収力も成長がほぼ止まっているためほとんどありません。
 私たちのアイデアは、こうしたデカくなりすぎたスギを道路のガードレールに使おう、というものです。ガードレールは鉄でできています。鉄を1トン作る過程で2トンのCO2が排出されます。スギで作ったガードレールを1km設置すると、20トンのCO2に相当する炭素をその中に蓄えることができます。スギを伐採した後に樹木の苗を植え資源循環のサイクルを回せば、成長の過程でも大量の炭素を蓄えてくれます。温かみのある木製ガードレールは美しい日本の景観ともよくマッチします。
 私たちは現在、阿蘇森林組合の皆さんと協力し、製造コストや耐久性、安全性等で鉄製ガードレールと同等な性能を具えた木製ガードレールを阿蘇の山に眠るデカくなりすぎたスギ(=ASO-DEKASUGI)で製作し阿蘇地域に設置していくプロジェクトに取り組んでいます。それが「ASO-DEKASUGIガードレールプロジェクト」です。

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