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都市を刷り直す。SOCIAL REPRINT Urban Edition [RED SPACE MUTATIONS #01]

社会は変化し続け、完成することはない。私は、都市もまた同じ構造を持っていると考えている。
社会と都市の違いは、伝説があるかどうかくらいではないだろうか。都市伝説を社会伝説とは言わない。
都市は建物や道路だけでできているわけではない。そこには歴史や制度、文化、生活、そして「この場所には価値がある」という私たちの価値観が幾重にも刷り重ねられている。つまり都市は、一枚の「版」であり、今この瞬間も彫り続けられている存在である。
SOCIAL REPRINT Urban Edition は、その都市を「都市伝説」の一枚の版として捉え、都市を見つめる私たち自身の思い込みや刷り込みを対話によって刷り直していく社会版画プロジェクトである。
本提案では、募集要項を「論考/取り組み」として拡張して解釈し、絶滅危惧空間そのものではなく、それをどのような価値観で見ているのかという私たち自身の視点を変異の対象とする。
都市を保存することでも、再利用することでもない。異なる価値観を持ち寄り、それぞれが刷られてきた版を対話によって見つめ直し、新しい都市の版を共につくっていく。その過程を版画作品、展示、出版、ワークショップとして社会へ再び刷り出していく試みである。

都市は版画のように人へ刷り込まれ、人はまた、その価値観を都市へ刷り返していくものである。

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