「器であって器でない」をテーマに陶作品を制作しています。この作品は2008年に制作しました。その頃より、現在まで一貫して続けているテーマです。装飾は、主となる器に添えられるものですが、装飾であるモチーフ(五重の塔)を、装飾の範疇を超えるようなスケールと構成で器(壷)に合体させる事で、器=主、装飾=従という関係を壊し、謎のものに仕立て上げる試みです。丸みのある壷のフォルムに唐突に突き刺さる直線的な五重の塔のラインがどこかおかしみを感じさせています。独自の技法ではなく、一般的伝統的な陶芸材料・技法を用いて制作しています。http://keikomasumoto.main.jp
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FRI, NOV 08, 2019 Updated