【お知らせ】 2022/7/12 更新
株式会社飛騨の森でクマは踊るより、7/27(水)オンラインにて
「フェリシモの「森のクレヨン」はこうして生まれた。Playfoolとのコラボレーションや開発に込められた背景を紐解く」イベント開催。
[3/8更新]
2/15に応募を締め切りました。皆様からのたくさんのご応募、誠にありがとうございました。
審査結果はこちらからご覧いただけます。
現在、代官山 蔦屋書店にて、建築デザイン担当のコンシェルジュがアレンジしたディスプレイでアワード授賞作品、キャンプ参加3チームの作品の展示を3/18(木)まで実施中です。
「木へのまなざしを変えるアイデア」募集!
これまでにない国産材の使い方、体験シーン、コミュニケーションなどのアイデアを国内外から募集します。コンセプト画像や動画やプロトタイプなど、アイデアの形は自由。クリエイターの想像力を通して、国産材の魅力や見え方、つまり「木へのまなざし」を大胆にチェンジ(変換・転換・更新・拡張)できるアイデアが生まれることを期待しています。
WOOD CHANGE CHALLENGEとは?
日本の国土の約7割は森林で、このうち約半分が戦後に人の手で植えられた人工林です。
この人工林が今、大きく育ち、本格的な利用時期を迎えています。
日本の森林を永くすこやかに保つために必要なのは、この人工林を人が「伐って、使って、植えて、育てる」サイクルを繰り返すこと。つまり、国産材を“使う”ことが、このサイクルを回す大切な動力なのです。
今まさに豊富な日本の資源である国産材を使うために、何ができるだろう?
このプロジェクトでは、国産材の利用拡大に向け、クリエイティブなアプローチで、国産材の魅力や見え方、「木へのまなざし」のチェンジ(変換・転換・更新・拡張)にチャレンジをします。木材の加工技術や専門知識は必須ではありません。すでに木材を制作に利用しているクリエイターだけでなく、木材や森を偏愛している、これから使ってみたいと思っているクリエイターのアイデアも求めています。
これまでも、建築や製品など、専門的アプローチで国産材を活用する取組は行われてきました。しかし、国産材の利用の幅をチェンジする余地はまだまだあるはずです。
挑戦方法は大きく2つ。
こちらの「WOOD CHANGE AWARD」への応募、または「WOOD CHANGE CAMP」への参加。どちらか1つでも、2つにチャレンジしてもOKです!
WOOD CHANGE AWARD
本ページの「WOOD CHANGE AWARD」は、国内外から、2021年2月末時点で未発表の作品やプロトタイプ、コンセプトスケッチやサービスまで幅広くアイデアを募集。国産材にクリエイティブをかけあわせ、「もしかしてこんなに変わるかも(Would Change)」という自由奔放なアプローチを集めます。
多くの人はまだきっと国産材に無関心でしょう。そのひとりひとりの小さなまなざしや意識に変化を起こし、大きな課題解決へとつながる。そんな木と人間社会との物語がはじまる、Would Changeなアイデアを期待しています。
WOOD CHANGE CAMP
飛騨での2泊3日のインプット&アイディエーション合宿を実施する「WOOD CHANGE CAMP」。
合宿内で「メンター」 + 「木の専門家」 + 「 公募クリエイター」と、視点とビジョンの異なるチームを結成し、アイデアのアウトプットに磨きをかけていきます。
公募クリエイターは、国産材に何らかの可能性やモチベーションを感じている方であれば、木工の経験や実績は不問。
参加いただくクリエイターは、現在流通している国産材の利用に関して提出されたアイデアをもとに審査し、決定します。
WOOD CHANGE CAMPはこちら→
募集テーマと対象
【募集テーマ】
「木へのまなざしを変えるアイデア」
【サブテーマ】
以下、3つのアイデアを募集します。
- 木の特性の活かし方をチェンジする「MATERIALITY」・・・「プロダクト」のアイデア募集
- 木と人との関係をチェンジする「ACTIVITY」・・・「サービス、仕組み」のアイデア募集
- 木を使うことのイメージをチェンジする「STORYTELLING」・・・「コミュニケーション」のアイデア募集
【募集対象】
国産材の利用拡大や新たな利用につながる、コミュニケーション/プロダクト/サービスや仕組みに関するアイデア
※カテゴリーは不問。カタチのない活動、プロジェクト、パフォーマンスもOKです
※2021年2月末時点で製品化されているアイデアは募集の対象外となりますので、ご注意下さい。製品化前のもので、ご自身のポートフォリオサイト等で発表済みのものは応募対象です。また、形のないオンラインサービスや活動については、2021年2月末時点で、未実行・未運用であれば、計画段階、ローンチ前のサービスいずれも応募可能です。
実施スケジュール
- 2020年11月18日(水)-2021年2月15日(月):アイデア募集
- 2021年3月5日(金):授賞式
- 2021年3月5日(金)-3月18日(木):代官山 蔦屋書店での入賞アイデア展示(予定)
参加のメリット
- 受賞作品の代官山 蔦屋書店での展示(予定)
- メディアでの露出(予定)
- ロフトワークが持つ各チャンネルでの情報発信(Loftwork.com・MTRL・FabCafe・AWRD)
- 株式会社ロフトワークのもつクリエイターネットワークへの参加
- WOOD CHANGE CHALLENGE参加クリエイターとのネットワーキング
- 木材業界とつながる機会に
※代官山 蔦屋書店での展示は、展示可能サイズ・数に限りがあるため、作品確認後に展示可否を最終判断、内容によってタブレット端末での画像/映像放映による展示を予定しています。
こんな方におすすめ
- 実は木材に向き合ってみたかったクリエイター/デザイナー
- 意味や意義からデザインする挑戦をしたい方
- プランナー、グラフィックデザイナー、プログラマーetc.
審査基準
- 意外性 : そうきたか!と唸らせる視点とアプローチの意外性があるか
- 拡張性 : 国産材の価値や利用と、人々の日常・非日常を拡張するものかどうか
- エモーション : 心動かされる体験を生むエッジな視点のアイデアか
- ビリーバビリティ : ありえる!信じられる!リアリティや実現の可能性があるか
アドバイザー
WOOD CHANGE AWARD アドバイザー
杉山 真樹
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 木材加工・特性研究領域 チーム長
1995年、京都大学大学院農学研究科林産工学専攻修士課程修了。博士(農学)、技術士(森林部門-林産)。専門分野は木材物理学、木質居住環境学。木材および木質空間の快適性に関する研究、国産早生樹の利用、国内における家具・内装用木材の流通・利用に関する研究に従事。2019年より、三重大学大学院生物資源学研究科連携准教授を兼務。
林野庁木材利用課長応援メッセージ
日本国土の約7割は森林。このうち約半分が戦後、人の手で植えられた人工林です。この人工林が今、利用期を迎えています。この人工林を「伐って、使って、植えて、育てる」というサイクルで維持していくことが日本の山を守るためにとても大切です。日本の未来を担う若い世代に、新しいアイデアで国産材を使い、もっと森とつながってほしいと考えています。
「WOOD CHANGE CHALLENGE」を通して、クリエイターが今までにない新しい国産材の使い方や、可能性のアイデアを出していくことで、国産材を使うことが環境によく、カッコいい!オモシロイ!と感じてもらえることを期待しています。
賞について
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GOLD×1アイデア
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SILVER×1アイデア
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BRONZE×1アイデア
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ピックアップ賞
#MATERIALITY賞、#ACTIVITY賞、#STORYTELLING賞の3アイデアを表彰
審査員
永山祐子
建築家 ・ WOOD CHANGE CHALLENGE 審査員長
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。 1998−2002 年 青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」、「丘のある家」、「ANTEPRIMA」、「カヤバ珈琲」、「SISII」、「木屋旅館」、「豊島横尾館(美術館)」、「渋谷西武AB館5F」、「女神の森セントラルガーデン(小淵沢のホール・複合施設)」など。ロレアル賞奨励賞、JCDデザイン賞奨励賞(2005)、AR Awards(UK)優秀賞(2006)「丘のある家」、ARCHITECTURAL RECORD Award, Design Vanguard(2012)、JIA新人賞(2014)「豊島横尾館」、山梨県建築文化賞、JCD Design Award銀賞(2017)、東京建築賞優秀賞(2018)「女神の森セントラルガーデン」など。現在、ドバイ国際博覧会日本館(2021)、新宿歌舞伎町の高層ビル(2022)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」(2027)などの計画が進行中。
佐藤ねじ
アートディレクター/プランナー
アートディレクター/プランナー。1982年生まれ。小さくてもいいから新しい発見「0→0.1」を多く見つけていくことを目標に株式会社ブルーパドルを設立。代表作に、「不思議な宿」「NARUTO WORLD」「変なWEBメディア」「小1起業家」「5歳児が値段を決める美術館」「Kocri」「貞子3D2」など。著書に『超ノート術』(日経BP社)。主な受賞歴に、文化庁メディア芸術祭、Yahoo Creative Award グランプリ、グッドデザイン賞BEST100、TDC賞など。
秋吉浩気
建築家 /メタアーキテクト/ VUILD株式会社代表取締役CEO
1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科を卒業し、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科X-DESIGN領域にてデジタルファブリケーションを専攻。2017年にVUILD株式会社を創業し、「建築の民主化」を目指す。デジタルファブリケーションやソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。主な受賞歴にSDレビュー入選 (2018)、SDレビュー入選 (2019)、Under 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)など。
若杉浩一
武蔵野美術大学 造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科 教授
1959年生まれ 熊本県天草市出身 1984年九州芸術工科大学芸術工学部工業設計学科卒 プロダクトデザイナー 株式会社内田洋行入社、デザイン、製品企画、知的生産性研究所 テクニカルデザインセンターで製品開発と研究開発を行い、 2013年、内田洋行のデザイン会社であるパワープレイスにて、ITとデザイン のメンバーを集めリレーションデザインセンター設立。 一方で、デザインの社会的の意義を求め、2002年から、私的活動で地域や社会のデザインを実践 「日本全国スギダラケ倶楽部」を設立。 現在、設立18年、会員数2400名に達する。会員が、全国で様々な活動をしている。 2019年4月、武蔵野美術造形構想学部 クリエーティブイノベーション学科の教授として着任。 地域社会とデザインの未来を模索し、実践、研究している。 現在 東京藝術大学非常勤講師、九州大学客員教授。兼務